vous chéri(×in)

different from usual(tkin) ページ20

前 戯の話


(in side)
｢ぁ……くっ…｣

嫌でも跳ねてしまう脚、腰。
漏れてしまう声。

もう終わってほしいのに…。

｢伊野尾くん、どう？ 気持ち良い？｣
｢もういい…十分気持ち…ぁ、あっ！｣

くそ……こいつ…。
前 戯長いんだよ、たかぎぃ！！

──────

たかぎと付き合い始めてからと言うもの、一緒に住むことになり、デートも沢山して、まぁ…そういう事もするようになった。

のだけれど、こんなの今まで無かった。

こんな前 戯に時間かけるなんて。

大体ほぐれたら、入れるよ〜みたいな軽い感じだったのに、なんで今日に限って…。

｢んっ…ぁ……も、ゃ｣
｢うそ…気持ち良いくせに｣

そりゃ気持ち良いに決まってんだろ。
たかぎの爪が切り揃えられた長い指で、中擦られたらそりゃ…。

ぁ、やば…。

｢今締まった…なに考えてたの？｣
｢うるさい…もう良いから、はやく指抜け｣
｢だぁめ。今日は伊野尾くんをどろどろにするって決めたんだから｣
｢なんだよどろどろって、っ、ぁ……ぁぅ｣

良いところを避けて撫でるように内壁を擦るから、もどかしい、けど気持ち良くて…。
もう、頭本当、おかしくなりそう。

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