伊野ちゃん、ママなります。13

2 ページ2

慧side2


今まで子供達と、喧嘩とか反抗期とかなかったから、余計こういう時にどうしていいか分からない。


最近のヤラカシを思い出すと、頭が痛くなる。ほんとに失敗ばっかりで......。

思い出せば思い出すほど、自分が嫌いになりそう...


そんな悪循環のように、ずっと考え事をしてたら、いつの間にか足が止まってしまっていた。

慧)はぁ......、行こ



こんなに、クヨクヨしてても意味無いと思って、再び店へと足を進めた。





.........


(数時間後)

売れ切れだったり、元々取り扱ってなかったりして、何店舗も回ってやっと三人分のプレゼントを買うことが出来た。

ご飯も食べてなかったから、ヘトヘト。


一度家に帰って、夕ご飯の準備をしてから、仕事に行こうと決めて、赤から青に変わった横断歩道を歩き始めた。


ﾌﾞｰｰｰｰ!!!!
｢｢｢｢きゃーーーーー｣｣｣｣

慧)ぁ、......っっっ、


急に角から曲がってきたワンボックスカーが、何人も引き倒してこっいに向かってきていた。

自分も逃げなきゃって思ってるのに、体が硬直して、1歩も動けない。

周り全体がスローモーションに見えるから、大勢が歩道に逃げているのも、前で何人も投げ飛ばされてるのも分かってる。

でも....体をどう動かせばいいか...分からない、、

すると、急に後ろから強く腕を引っ張られた。

3→←プレゼントと事故

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す