朝食 ページ6
ドタドタドタと足音を鳴らし､Aは階段を駆け降りる
急いだせいか、バン！と勢い余って強く扉を叩き開ける音がリビングに鳴り響いた。
「おはようA。朝からうっせえわよ。もっと静かに扉を開けて。」
台所にいる母親らしき人物が言う。
「ん？おぉ､Aか、おはよう」
朝刊を読む手を止めて､父親らしき人物が言う
「おはよー､おねぇちゃん。」
「おい､朝からうるさいぞA。」
続いて妹､兄だろうか、顔のよく似た子供らが言う。
『あー､おはよ。』
『…って兄ちゃん？それ挨拶じゃないだろ！おはようぐらい言え！』
「ああ､本日も我が愚かなる愚妹は騒がしい。ここはいつから動物園になったのやら。」
『ママー､おにーちゃんがママの事デブスって言ってたよ。』
「あんだって？今日の夜ご飯トマトパーリナイにしてやるかんな。」
「違うって！俺そんな事言ってない！あーもうわかったよオハヨーA！」
兄が慌てて訂正する。
『ママ､気のせいだった。おにーたまママの事美人すぎて毎日辛いって言ってた。』
「いや俺別にそんな事＿あっ､そうそう！ママチョービジン！」
「あら､じゃあ今日は唐揚げパーチーね。」
Aと兄が、二人して「よっしゃぁぁ！」と喜びを分かち合っていると､父が冷静に一言口にする。
「お前時間大丈夫なのか？」
束の間の沈黙。
『ママ！朝ご飯は！？』
「そこにあるでしょ〜？」
『あ､ホント。いただきます！』
今日の朝ご飯はバターを塗ったパンだ。
出来立てなのか、とてもあたたかい。熱すぎるぐらいだ。
冷めれば美味しさは半減､何よりAは急いでいる。Aは急げ急げ､と次々にたくさん口に放り込む。
『あふっ！？』
そうだ。このパンは出来立てだ。急いでAは母親が用意してくれていた冷たいコーヒー牛乳を飲む。
『はぁっ』とため息を吐いて『危なかった…。』とAは呟いた。
「うっわ。おねぇちゃん馬鹿じゃん。」
一部始終を見ていた妹が小馬鹿にするように言う。
『しっかたないでしょ！？急いでるんだもん！！』
それが頭に来たのか。Aは恥ずかしそうに､どこか怒っているように頬を赤らめながら言った。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『ごちそうさま。』
「はーい」
という母親の言葉を聞き流し、Aは自分の部屋へと戻った。
やれやれだ。
寝坊するなんて、しかも始業式の日に。
昨日夜遅くまで準備にしていたのが仇となったのか吉となったのか…。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『…さて､髪型オッケー！制服オッケー！持ち物オッケー！』
さあ
『いざ学校へ行かん！』
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うちのペット可愛いすぎ(プロフ) - ぽへっとしてる人。さん» だーれも突っ込んでくれなくてですね…。ツッコミありがとございます！お話の展開は遅いけどこれからも頑張ります！ (2月1日 20時) (
レス) id: 147307a21f (このIDを非表示/違反報告)
うちのペット可愛いすぎ(プロフ) - ぽへっとしてる人。さん» ありがとうございます〜！ここだけの話､ゲリヌンティウスの元ネタは母と妹と私の会話なんですよ。［妹「昨日からお腹痛い〜」母「大丈夫？」私「ゲリヌンティウス…。」母「サイテーw」］みたいな会話で。ちょっとこれは使えるのでは？と閃いちゃったのに､ (2月1日 20時) (レス) id: 147307a21f (このIDを非表示/違反報告)
ぽへっとしてる人。 - ゲwリwヌwンwテwィwウwスwww とっても面白いです！更新楽しみにしてます！ (2月1日 19時) (レス) @page26 id: 904be43d20 (このIDを非表示/違反報告)
テト(プロフ) - ペロペロペロp(((殴 (1月1日 22時) (レス) @page20 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
うちのペット可愛いすぎ(プロフ) - ありがとうございます！そうですね､癖を強くするにはどうしたらいいか…。と考えた結果私と友達の会話を参考にしました⭐︎ペロペロペロペロ。(←すみません) (11月28日 5時) (レス) id: bd2b8b6fd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：特技？フッ､現実逃避だ…！ | 作者ホームページ：ありません
作成日時：2023年8月20日 14時
