困惑 ページ18
そんなこんなで、無駄に流れていく時間。
そこで痺れを切らしたのが怪しげな男…ではなくグリム。
グリムはプライドが人一倍高い。
自分にかかってしまえば､どんな強敵も難なく倒せる。今までそう思ってきた。
だが今の自分はどうだ？見ず知らずの怪しい男の持つ鞭に縛り上げられているだけ。
これだけでもグリムにとっては屈辱的だが、更にはあんな冴えない奴等の使い魔だと喚かれる。
なんという屈辱。ここで一つ物申したい所だ。
ここでグリムはもがく。喋るには、鞭が邪魔だからである。
「モゴモゴ…ぷはっ！放せぇ〜！！オレ様はこんなヤツの使い魔じゃねぇんだぞ！」
と抵抗するが、男は
「はいはい､反抗的な使い魔はみんなそう言うんです。少し静かにしていましょうね。」
と軽くあしらわれ、グリムの口を塞ぐ。
そして男は､呆れたように喋り出す。
「まったく。勝手に扉を開けて出てきてしまった新入生など前代未聞です！」
『いやだから新入生ちゃうて。』
「…はぁ……どれだけせっかちさんなんですか。」
「…せっかちさん…。」
『(萌ちゃん…。今ちょっと可愛いな。って思ったでしょ。)』
今までの空気を切り替えるように、男が言う。
「さあさあ、とっくに入学式は始まってますよ。」
「鏡の間へ行きましょう。」
『鏡の間…？』
待って、待ってくれ。とAは状況整理をすべく、男に尋ね物をした。
『…新入生ってどう言うコトですか？』
『あたし､今高2なんですけど…。』
『後､扉って…？』
Aは疑問に思った事を全て吐き出した。
隣に居る萌もブンブンと首を縦に振っている。
「貴方が目覚めた、たくさんの扉が並んでいた部屋ですよ。」
男が答える。
「この学園へ入学する生徒は、全てあの扉をくぐってこの学園へやってくるのです。」
『(…変わった学校ですね。)』
「通常、特殊な鍵で扉を開くまで生徒は目覚めないはずなんですが…」
『あの気色悪いくらい大量に並んでた棺桶って扉だったんですねー。』
『(ナルホドわからん。)』
「それまでの世界に別れを告げ､新しく生まれ変わる。」
「あの扉の意匠にはそんな思いが込められているのです。
A達が成程。と頭の中で話を整理していたら、急に男が喋ってきた。
「…おっと！長話をしている場合ではありませんでした。」
「早くしないと入学式が終わってしまう」
「さあさあ､行きますよ。」
と男に急かされるがAの疑問は底を尽きない。
『…あのー､ここどこっすかね？』
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うちのペット可愛いすぎ(プロフ) - ぽへっとしてる人。さん» だーれも突っ込んでくれなくてですね…。ツッコミありがとございます！お話の展開は遅いけどこれからも頑張ります！ (2月1日 20時) (
レス) id: 147307a21f (このIDを非表示/違反報告)
うちのペット可愛いすぎ(プロフ) - ぽへっとしてる人。さん» ありがとうございます〜！ここだけの話､ゲリヌンティウスの元ネタは母と妹と私の会話なんですよ。［妹「昨日からお腹痛い〜」母「大丈夫？」私「ゲリヌンティウス…。」母「サイテーw」］みたいな会話で。ちょっとこれは使えるのでは？と閃いちゃったのに､ (2月1日 20時) (レス) id: 147307a21f (このIDを非表示/違反報告)
ぽへっとしてる人。 - ゲwリwヌwンwテwィwウwスwww とっても面白いです！更新楽しみにしてます！ (2月1日 19時) (レス) @page26 id: 904be43d20 (このIDを非表示/違反報告)
テト(プロフ) - ペロペロペロp(((殴 (1月1日 22時) (レス) @page20 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
うちのペット可愛いすぎ(プロフ) - ありがとうございます！そうですね､癖を強くするにはどうしたらいいか…。と考えた結果私と友達の会話を参考にしました⭐︎ペロペロペロペロ。(←すみません) (11月28日 5時) (レス) id: bd2b8b6fd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：特技？フッ､現実逃避だ…！ | 作者ホームページ：ありません
作成日時：2023年8月20日 14時
