聞くの禁止 8 ページ31
『奏太兄?どうしたの?そんな青い顔して…』
その声で我に返った。
「俺、この女性の事知ってるんだ」
『えっ?その紀さんっていう人?』
間違いない昨日の夕方俺とぶつかった人だ
あの後、走ってあそこの道路で跳ねられたのか
「!もう、時間だ…行ってきます」
急いで学校につくと
「…」
暗い表情の魁斗が窓の外を眺めボーッとしていた。
何か近づけない雰囲気だな…
「おはよう!魁斗」
一応こいつの前の席なので挨拶はした。
すると、此方を振り返り俺の腕を掴んできた。
その腕はあの痣がある所なので痛かった
「奏太…メール見たぞ!俺も探しに行くのを手伝ってもいいか?」
真剣な眼差しで聞いてきた。
「勿論…急にどうしたんだよ」
普段のこいつはこんな表情はしない
「朝のニュースで見ただろう?トラックに轢かれた女子大生の事」
「あっ…あぁ、知り合いなのか?」
「いとこだよ…しかも俺は姉さんに本を頼んだからこっちに来たんだ
俺のせいで姉さんは意識不明の重体なんだ!」
嘆くように言い放った。
「それはないと思うぜ?実は昨日その紀さんに会ったんだよ」
細かく説明すると
「様子が可笑しかった…?」
「あぁ、何かに追われているような」
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紫蝶(プロフ) - 話がとても深いくて面白かったです!感動しました (2014年7月13日 8時) (レス) id: f87e97dbf6 (このIDを非表示/違反報告)
くまさん - お疲れ様です(=^x^=)私的には感動ものでした。最後の最後で目頭が熱くなりました(T ^ T) (2014年7月6日 19時) (レス) id: 3c7c2d0b89 (このIDを非表示/違反報告)
skpw00 - 絶叫学級っていう漫画に出てくる ストーリーに似たのがあった びっくりしてしまった (2014年4月27日 21時) (レス) id: 073ebf59c0 (このIDを非表示/違反報告)
麦茶(プロフ) - お疲れ様です。すんごい話が深くて読み甲斐がありました。すごい面白かったです!! (2014年4月12日 20時) (レス) id: e343161e38 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭*魔界の住人(プロフ) - 完結おめでとうございます!転生試験も楽しみに待ってます! (2014年4月4日 18時) (レス) id: 0b76770a11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琉凜 | 作成日時:2014年2月26日 17時