立ち入り禁止

見るの禁止 2 ページ4

「何々？その踊り場の鏡って…」


その、噂をもっと知りたい!!



私の好奇心がくすぐられる




『踊り場の前に立って自分の名前を三回呼ぶんだって…


その時、誰かに見られてはいけないらしいの


それで、呼んだ後、自分の姿を見ないで家に帰るの…




もし、鏡を見たら…』






そこで、お昼が終わるチャイムが鳴った。






「えーー、タイミング悪い」




『そうだね…あのさ、言っといて何なんだけどこの噂は絶対に実行しないでよね？



噂では………ううん、何でもないや』





どうして、気になるところでやめちゃうかな…









見ちゃいけないのか…






見るとどうなるのかな？





なんで、噂を実行しちゃいけないのかな？







噂が広まったってことは誰かがやったってことだよね？









「めっちゃ気になる…」









結菜の警告も忘れて放課後に実行しようと思った。









彼処の踊り場は人通りが全然ないから見られる心配はない









ｺﾛｯ





手紙が投げつけられた





結菜からだ…








［絶対にやらないでね？］







どうしてそこまで念をおすんだろう？





面倒くさくなった私は…




［やらないよ!!信じてくれないの？］





そう、返事を書いた。

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