戦いの果てには何がある…『ダンボール戦機ウォーズ』

戦場に降りた日５ ページ7

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アラタたちが連れてこられたのは校舎にある紋章が描かれた壁だった。不思議に思っているとその紋章が描かれた壁は扉式になっており 開かれた。


ｱﾗﾀ｢開いた…｣

A｢秘密基地みたい！｣



下の階段へと降りていく美都にAたちは戸惑いながらも後をついていく。

周りを見渡せば１つの窓ガラスがあり 覗いてみれば 大人たちがパソコンでなにやら素早く操作を行っていた。


ｱﾗﾀ｢あの人達って何やってるんですか？｣


美都｢戦争よ。｣


ｱﾗﾀ｢えっ！ 戦争？｣


美都｢この学校の生徒が果たさねばならない必須事項… 義務。

それがウォータイムへの参加｣


ﾋｶﾙ｢ウォータイム？｣

ｱﾗﾀ｢何ですかそれ。｣


A｢私たち戦争しなくちゃいけないんですか？｣


美都｢これから説明するわ。｣


話をそらしているようにも聞こえた美都先生の行動。そしてAたちは暗い通路を潜り抜け １つのシステム部屋にたどり着いたのだった。


目の前にある大きな扉が上へとあがりアラタたちはとおる。
すると通ったことに関知したのかゆっくりと扉が閉まっていく。



美都｢生徒は 学年別に無作為で３０の敵対するグループにわけられる。 そしてそのグループ同士でバトルを行うの。｣


ﾋｶﾙ｢それが･･･ ウォータイム｣


ｱﾗﾀ｢なんかおもしろそうですね！｣

A｢グループ名ってあるんですか？｣


美都｢ええ。 あなたたちの所属はジェノックよ。 覚えておいて｣


ｱﾗﾀ｢チーム名ですか？｣


美都｢国の名前よ。｣

A｢国？｣


美都｢ここでは仮想国。即ち 架空に設定された国に分かれて戦うの。｣


ｱﾗﾀ｢そういう設定なんですか！ テンション上がるなあ。

お前たちと同じ国でよかったよ。A ヒカル｣


ﾋｶﾙ｢ヒカル？｣


A｢私も私も！ 一部を覗いてだけど。｣


ジト目でヒカルを見るAだが 感じんのヒカルはなにか嫌そうな顔をしていた。恐らくアラタにいきなり『ヒカル』など馴れ馴れしく呼ばれたからだろう。

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