戦いの果てには何がある…『ダンボール戦機ウォーズ』 (ページ13)

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戦場に降りた日(完) ページ13

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バンバンッ
バンバンッ

ﾋｶﾙ『そんな！この僕が』

A『何よアイツら女の子だからってナメないで！』

ﾊﾙｷ《やめろA 遊びのバトルとは全く違うんだ!!》

バンバンッ
バンバンッ

『くそっ！だったら!!』

A『セイレーンの力はこんなもんじゃない！』

ﾊﾙｷ《アラタ、A 無茶はやめろ！》

Aとアラタもまたムキになったのか相手のＬＢＸに無防備に突っ込んでいく。周りの砂を利用して辺りを見えなくすると背後から忍び寄るアラタ。

『そこだ――――!!』

ドガッ
ボガッ

ﾊﾙｷ《なんて戦いかただ。》

何度も何度も敵のＬＢＸを殴り続け倒すことに成功はした。しかしハルキは怒っている。

『やったぞ！』

ﾊﾙｷ《アラタ機体のアームを見てみろ》

『あっ!?』

びりびり
びりっ

ﾊﾙｷ《ＤＣオフェンサーは格闘用装備じゃない！よく考えて戦え!!》

『あちゃ～。』

ハルキのいうとおりアラタの機体のアームは電気でびりびりとなっており動かしにくい状態となってしまった。

ドガッドガッ
バンバンッ

A『余計なことしないで!!』

ﾋｶﾙ『一人でやれる!!』

ﾊﾙｷ《これは大会じゃない。３対１で有利な体勢に持ち込むんだ》

Aとヒカルが圧されておりそれを加勢したハルキに苛立った二人。今まで大会だけにしか出ていなかったヒカルたちには荷が重すぎた。

アラタもまた痺れており銃をうまく使えない。

『くっ！』

バンバンッ
バンバンッ

『逃げる気か!?』

A『絶対逃がさない！』

ﾊﾙｷ《待て！これ以上は俺たちの役目じゃない！》

『すぐにかたをつける！』

ﾊﾙｷ《命令に背くな!!戻れ！》

ハルキが叫んだ瞬間だった。突っ込んでいったAとアラタの機体は何体ものＬＢＸに囲まれてしまった。まんまと罠に引っ掛かった二人にハルキもヒカルも驚く。

『あっ！』

A『そんな!?』

『しまった！』

そのときだった。

ウウ―――――――――――

《前略基地オアシス３の所有権はロシウスよりジェノックに移ります。戦闘をただちに終了しロシウスの登録機体はオアシス３の敷地内より退去してください。》

『これは･･･』

ﾋｶﾙ『勝ったってことか？』

ﾊﾙｷ《････はぁ》

A『やった！勝った！』

AとアラタはＬＢＸをＬＯＳＴされずにはすんだ。ハルキはため息をついていた。

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？？？｢小鳥遊#name#に瀬名アラタか。｣