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警察の仕事 : 土方 ページ4

平「それに、土方さんはAさんを
真選組の女中にしてくださったとか。
土方さんや沖田さんが
傍に居てくれるなら
Aさんも守ってもらえるし
俺も安心しました。
Aさん、よかったです。ほんとに」


「…ええ!わたしも、ずっと
平太のことだけが気掛かりで…。
まさか、ここまでしてくださっていたなんて。
……土方さん、ほんとにありがとうございます」


土「…お、お前らは
四辻事件の被害者だ。
保護下に置くのは当然だろ」


異「ほう。あの鬼の副長を
照れさせるなんて、
やはり、さすがですね。
元花魁と言うのは」


土「てめぇ、次その言い方したら
その首叩っ斬るぞ」


異「先も言いましたけど
嫌味ではありませんよ。
純粋なる、興味です。
元花魁に元四辻宗介の妻。
すごい肩書きじゃありませんか。
お逢いしてみて、納得しましたけどね」


「……え?」


異「いえ…。あ、
そうそう、平太くんの足ですが
何度か手術をすれば
完治させることが出来るかもしれません。
時間はかかりますが、
将軍様のご意向もあり、手配しております」


「しょ、将軍様の!?」


平「ああ…、そうなんですよ。
実は仕事でお眼にかかることがあって
何度か、ご一緒していたら
気に入ってくださったのか何なのか、
足のことを聞かれて、理由を話したら…」


「す、すごいね…平太」


平「でも望み薄な話でもあって…、
なので今は見廻組の方に
剣の稽古もつけてもらって
例え、足が治らなかろうと
お役に立てるよう、努力しています」


土「…そうか」


「じゃあ、…平太は、」


異「補佐、としてのつもりでしたがね。
彼は器用で筋もいい。
これからは見廻組隊士となってもらいます」


「…!平太!すごい…、よかったね!」


平「はいっ!土方さんが
俺に与えてくれたチャンスを
頑張って掴んで行こうと思いますので、
見ててくださいね!」


土「おう。頑張れよ」



平太は気持ちのいい笑顔で
はい、と答え
久しぶりに逢ったAと
まるでこどものように盛り上がる。
少し、ふたりにしてやるかと
だだっ広い部屋の角に
灰皿を見つけ、ひとり離れて
煙草に火を着ける。



土「悪いな」



ひとり離れたつもりだったが、
その後ろを佐々木が着いてきていて。



異「頼まれた時は驚きました。
あなたが私に
頭を下げる日が来ることになるとは
思いませんでしたからね。
そんなに彼女を守りたいのですか」


土「あ?…だからっ、
それも警察の仕事だっつってんだろ」

四六時中→←結局、嫌味



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美雨(プロフ) - シリアス系の人さん» 更新が滞っていたのにコメントいただけて、嬉しいです!ありがとうございます!ゆっくりにはなってしまいますが頑張ります!! (2019年6月23日 22時) (レス) id: c9e3b5a9e5 (このIDを非表示/違反報告)
シリアス系の人 - いつも見てます!更新頑張ってください! (2019年6月23日 19時) (レス) id: 3f134b9658 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美雨 | 作成日時:2019年5月19日 23時

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