この手を離すな【銀魂】2

面白くなるから : 土方 ページ43

近「かんぱぁーいっ！」


隊「ようこそ、真選組へー！」


「すみません。歓迎会まで
開いてもらっちゃって」


近「何言ってんの！
こちらの都合もあってなんだから、
さっ、Aちゃんも飲んで飲んで」


沖「そうでさぁ。
主役が飲まないでどうすんでい」


土「で、」


沖「で？」


「で？」


土「いや、何でお前もいんだよ！？」


銀「あ？Aちゃんの歓迎会だろ？
何が悪ぃの？何が問題なの？」



だんっ！とビールジョッキを置き、
のうのうとAの隣に座る、
クソ天パを睨み付ける。



土「お呼びじゃねぇんだよっ！
つうか、歓迎会どっから漏れた！？」


沖「ああ、俺が誘いやした。
そこのガキは呼んでやせんがねぇい」


神「がぶっ！もぐもぐっ、あ！？
何か言ったアルか、クソガキ！」


新「神楽ちゃん、口から溢れてるよ！」


土「お前かよっ！！
何でお前はいっつも万事屋まで呼んでんだっ！」


沖「ああ…それは」



四辻事件の時と言い、今日と言い、
全く余計なことしやがる。
総悟は悪魔の笑顔で
俺と万事屋、そしてAに眼を移す。



土「？？」


銀「？なんだよ」


「…？」


沖「そっちの方が
面白くなるからじゃねぇですかぃ」


土「ああ？どういう意味だ、それは、」


銀「どうでもいいけどよぉ。
Aちゃん。
ほんとにここで暮らすの？大丈夫？」


「ええ、不慣れなことは多いと思いますが、
先ほど、挨拶させてもらった女中のおばさま達に
厳しく、ご教授いただくつもりなので」


神「そうじゃないネ！
こんな男だらけの巣窟じゃ、
Aが危険だって言ってるアル！」


「ああ、でもそれもそうなったとしても
わたしには慣れたこと、」



がしゃんっ



土「バカ言ってんじゃねえよっ！」


銀「Aちゃん！！何言っちゃってるの！？
そうなったとしても、じゃないから！」


沖「覚悟が決まってんなら問題ねぇですねい」


土「大アリだ！ボケっ！！
山崎ぃ！今日から新しく法度を追加する！
い、いい如何わしい行為及び
それに準ずる行為、もしくは思念を持ち合わせた時点で
即刻、士道不覚悟で切腹！」


山「え、ええ！？
いや、最初のは分かりますが
思念を持ち合わせた時点ってどうやって、」


「あ、山崎さん。
グラスが空ですよ、お注ぎしますね」


山「え、あ、ありがとう。
Aちゃ…んんっ！？」


土「近ぇ！A、近ぇっ！
そんなくっつく必要ねぇだろ！？
山崎、今すぐ切腹だあぁ！！」

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