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グレー : 銀時 ページ3

桂「で、何故俺のところに来る。
土方のところに行くべきだろう。
へい!手打ちそば一丁!」


銀「頼んでねぇよっ!
こんな未明に大盛りそば、食えるか!
あいつが俺にすんなり教える筈ねぇだろ。
それに、日輪たちが承諾したってことは
四辻は白。まだそれをグレーにしようと
足掻いてるだけって話なんだろ、どうせ」



いらねぇって言ってんのに、
ヅラはご丁寧に蕎麦湯まで出してくる。



桂「はっ、さすがは似た者同士。
よく分かっているではないか」


銀「誰と誰が似た者同士だって!?
…っはあ、とにかくその四辻って奴、
お前知ってる?」



俺は目の前でゆらりくらりと
美味そうに湯気立つそばに、
仕方ねえなぁと箸を伸ばす。
そう言えば、朝から何も食べてなかった。



桂「このかぶき町で知らぬ奴などおらん。
豪商には珍しく、その人柄も評判で
俺に負けず劣らずの美男子。
まさに貴公子の名に相応しい出で立ちだ。
俺に負けず劣らず」


銀「何で二回言ってんだよ、うっせえな」


桂「その癖、医師免許も取得する才覚で
宇宙からもその腕を買われて
手術に飛んでくる患者もいるそうだ。
あまりの多忙さに結婚は難しいと思ってたがな、
そうか、とうに決めた女がいたのか」


銀「やけに詳しいな…ずずず…もぐもぐ」


桂「俺を誰だと思ってる。
この町のことには常に眼を光らせているさ。
ちなみに四辻先でバイトも経験済だ」


銀「詳しい理由それじゃねぇか!!
なんだよ、信者かよっ!!」


桂「面と話したこともあるが、
こんな下っ端のバイトにさえ
あの心遣い…!着いて行くのならば
ああいう大将だと痛感させられた!」


銀「てめぇが大将!!攘夷どうしたっ!?」


桂「俺が言いたいのは四辻は
非の打ち所がない男だ、と言うことだ。
銀時。皆の言う通り、
どこかの盛ったじじいに身請けされるより
ずっと良かった、そして賢い選択を
彼女もしたのではないか?」


銀「……っずず…」


桂「それに待っておれば、時期に連絡が来よう。
もう彼女は1人の女だ。夜だけでなく、
朝昼とこの町で逢うこともできる」


銀「……人妻、だけどな。お前の好きな」


桂「俺が好きなのはNT、」


銀「皆まで言わんでいい」


桂「……」


銀「…それに、逆にここまで評判いいと
なんか臭えだろ」


桂「ほらな」


銀「あ?」


桂「お前も白をグレーにしたい、
似た者同士のお仲間さんだ」


銀「……うっせえ!…ずず」

普通、→←完璧 : 銀時



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にじゅまるる(プロフ) - 美雨さん» いえいえ!!こちらこそ修正してくださってありがとうございました!!(°▽°) (2019年5月1日 9時) (レス) id: dfaa12cf19 (このIDを非表示/違反報告)
美雨(プロフ) - にじゅまるるさん» あわわわ…!何故に三番隊!笑 完全に間違えていました!ご指摘、わざわざ、ありがとうございます!!修正させていただきました! (2019年5月1日 0時) (レス) id: c9e3b5a9e5 (このIDを非表示/違反報告)
にじゅまるる(プロフ) - こんにちわ^^!!少し聞きたいことがあるんですが、三番隊隊長は総悟じゃなくて終兄さんじゃないんですか?もし私の間違いであればごめんなさい…けれど気になったので… (2019年4月30日 15時) (レス) id: dfaa12cf19 (このIDを非表示/違反報告)
美雨(プロフ) - 夏終朝凪さん» 嬉しいお言葉ありがとうございますっっ!!これからもう少し銀魂世界寄りになっていく予定なので、引き続き楽しみにしてもらえたらと思います!コメントありがとうございます涙 (2019年4月16日 23時) (レス) id: c9e3b5a9e5 (このIDを非表示/違反報告)
夏終朝凪(プロフ) - 続きが気になります!とても読みやすいですね!更新楽しみにしてます!(*´▽`*) (2019年4月16日 21時) (レス) id: 06ec7af5b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美雨 | 作成日時:2019年3月29日 0時

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