ひみつ ページ8
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「はぁーーー……」
絶賛 1人で帰り中。
今日はショッピと少し、気まずかった。いや少しだと信じたい。自分にひたすら『少し気まずかった』と言い聞かせる。
ご飯食べ終わった後、ショッピに別れることが出来たか聞いてみたものの、無視、された。私何かしちゃったのかなぁ。
無視されることなんてなかったからすごいショックで、ショックだったけど 私も変に意地張って話さないようにしてしまった。めっちゃ後悔。
え、なにこれ。もしかしてこのまま話さず、私たちが別れちゃう系？そしてショッピはあいちゃんとイチャイチャしちゃう系？………うわぁやだ。辛いしんどい。むり泣きそう。
昼に茜ちゃんが言ったことを思い出した。「好きな人いたらさぁ、そりゃあ自分だけ見てほしいって思うじゃん？え、優里思わないの！？」と、頬を赤く染めながら言っていた。
茜ちゃんは好きな人いるんだ。幸せそうでいいなぁ、なんて。
リュックの紐をぎゅっと掴んで、ぼそっと思っていたことを吐き出した。
「ショッピは私のこと、嫌いになっちゃったのかな…」
ぐ、と溢れてきそうな涙を堪える。ここで泣いたらだめ、優里泣くな。
ふと、ショッピの声で『何言っとるん。バカでしょ』と聞こえてきた。でもここにショッピはいないはず、幻聴だ。
手で頭にあるモヤモヤをぱぱっと払う。
改めて考えると、私ってすごいショッピがすきだ。それにすごいネガティブ。ショッピともっと一緒にいたいと感じつつ、周りにバレないか心配する、という私の頭大丈夫か？ネガティブすぎね？みたいなことを毎日思っている。ネガティブ、あぁ……。
今だって肩にショッピの手が置かれてるように思っ
───────え、肩に手？？
「無視するの酷ない？」
「ひやぁぁぁああぁ！？！？！？」
ショッピがいた。
口から心臓出るとこだった。
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作者名：かえち
| 作成日時：2019年7月1日 17時
