【shp】秘密の恋は息苦しい［完結］ (ページ1)

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ひみつページ1

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人って絶対、秘密とか、隠してることってあるよね。

友達、恋愛、生活…。必ず何かはある。

でも、私の隠し事は、ちょっとだけ人と違う。

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「おはよー」

朝って、友達にもそうじゃない人にも挨拶しないといけないから、私は嫌い。

あ、言いそびれた。私は小野優里ですー。そこら辺にいそうなJK、ちなみに18歳。

みんなからはよく「あほ、」とか「ばかだねー」とか言われるんだけど、違うと思う。だって私頭いいからね。テストで赤点取ったことないし…。

話が逸れそうになった、危ない危ない。

確か秘密と隠し事、みたいなこと話してたよね。

私の隠し事は、言いたいんだけど、言えない。あともう1人いないと説明もできない。そんな感じのこと。

「…あっ、ショッピ」
「優里、」

噂をすれば、来た。

秘密を共有し合ってる彼は、ショッピという。みんなそう呼んでるし、本名は知ってもあんまり使わないから意味ないよ。秘密って共有すれば楽になるって誰かに聞いた気がするけど、思い出せないからいいや。

ショッピは私の隣の席。クラスの人が見ていないのを確認し、私の耳元でこう囁いた。

『放課後、教室で待っとって』

迷うことなくこくり、と頷いた。

そしたらショッピは席を立って他の女の子の所とか、仲良い男の子の所に行く。私も自分の席の近くに来た友達と話して、さっきのはなかったことみたいにする。

そうしないと、バレちゃうから。

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