story2-8 ページ24
初めて会った人に相談。
いいのかな？
訊いておきながら自分でも少し迷う。
だけどこういう事は他人に訊いた方が客観的だしいいんじゃないかな？
「韓国人の男の子についての相談だから」
「彼氏？」
「ううん」
「何ストーカー？」
マスターがまた口を挟む。
「そんなんじゃないけど(笑)」
「何で？分かんないよぉ、そんなの。ね？」
マスター、絶対面白がってる。
「あ、まぁそっかな」
同意を求められた彼が頷きながらまたタコを頬張った。
「どんな男？」
「それが。。」
少し言い淀んで私は彼の耳元に近づいた。
「すっごいイケメンの年下の男の子なの」
「いいじゃん。どうせ彼氏もイケメンでしょ？(笑)」
「当たり！」
「やっぱり」
「なんで？」
彼は私の顔をもう一度じっと見た。
「なんとなく」
「なんでかなぁ？もしかして死期が近づいてるとか運を使い果たしてこれから罰が当たるとか？」
ちょっと身震い。
「悪いことばっかじゃん(笑)」
「だって身に覚えがあるようないい事してないんだもん」
「えっとぉ、」
あ、分かる分かる。
言いたい言葉が日本語で出ない時、みんなあんな顔をする。
「なに？」
「日本語でなんて言うのか。。」
「どんな事？韓国語ではなんていうの？」
「ハングル。。も、分かんない」
「え？あぁ、難しい言葉なのね」
「うーん」
チャンミンならきっとイラつくし、ユノならいつも持ち歩いてる小さな辞典を取り出す。
ジュンス君なら。。。
あれ？
それにしても韓国人の知り合い急に増えてない？
「えっと、生まれる前の事」
「え？胎児？」
「たいじ？？？」
「previous life？」
マスターが聞いてないふりをしていたくせにさり気なく助け船。
「あ、そう！それ」
彼が嬉しそうにニッコリ笑った。
「前世の事だよ」
さすが伊達に多国籍料理の店なんてやってないよね。
ちょっと2枚目風に口角を上げて親指を立てた。
「前世。。」
「うん」
「前世でいい事したんだよ、きっと」
そう言ってニッコリとそれはそれは甘い笑顔を見せた。
「。。ね、」
「何？」
「韓国の男の人ってみんなそんな感じ？」
「そんなって？」
彼もよく見たらハンサムだ。
知り合った4人とあの人。
出会った5人全員がハンサムってことある？
アイドルグループにだって1人や2人そうでもない人だって混じってるのに。
「ジェントルマンだし肌綺麗だし、スタイルいいし、」
「褒められちゃってる？」
「うん、ホントのこと言ってる」
彼が大らかに笑った。
続く (更新停止中)
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yuna(プロフ) - ファントムさん» ただいま戻りました！ありがとうございます。私もアイノカタチに思い入れがあって続編を書きたいんですが中々思うようにいきませんね。とにかくこれと書きかけのものを終わらせるのが目標です！よろしくお願いします!(^^)! (2019年9月7日 23時) (
レス) id: 631424b5d2 (このIDを非表示/違反報告)
ファントム(プロフ) - お帰りなさい。アイノカタチは私がウラツクにハマったキッカケのお話でした。泣きながら読んでました。またyunaさんのお話を読めるのが嬉しいです。無理なく更新して下さいね。 (2019年8月31日 2時) (レス) id: 3983c3a52d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuna
| 作者ホームページ：http://blog.goo.ne.jp/kecyabulnts
作成日時：2019年8月30日 21時
