story2-5 9月23日更新 ページ21
初めてチャンミンを見かけたのはジュンス君と友達になるちょっと前だった。
私のよく行くコンビニで何度か見かけた。
多分、最近引っ越してきたのかな？
それとももう少し前の4月に一人暮らしでも始めたのかな？
そんなことをぼんやり考えながら実家の弟のことを思い出していた。
まぁ、あんなにカッコ良くはないけど(笑)
ある日雨の中、コンビニから出てくるところに出くわした。
私はよく見かけているけど向こうにしたら全くの知らない人だ。
そんな私が声を掛けてもいいものか？
だけど雨空を睨みつけてるその顔を見たら思わず声を掛けてしまった。
「近くですか？」
「え？」
「あっちなら一緒に、向こうなら傘お貸ししますよ」
「向こうならあなたは傘どうするんですか？」
「え？向こうなの？」
「いえ、あっちです」
「だよね(笑)」
「え？」
「あ、違う違う。変なこと言うけど引かないでね」
「え？」
完全に怪しい女を見る目つき(笑)
「あなたちょっと目立つでしょ？」
「僕が、ですか？」
「うん、そう。でね、あの角のマンションの辺りを歩いてるの何度か見た記憶があったから」
一歩間違ったらストーカーね。
「止むの待つ？」
「。。いえ」
「そう？じゃどうぞ」
どうぞって傘を差しだした割には身長差があって傘の骨の継ぎ目に髪を挟んじゃうし、滴る雫で肩を濡らしちゃうし、はっきり言って傘なんて差しかけなかった方が良かった気がする。
「貸して下さい」
「え？」
チャンミンが少し強引に私から傘を奪った。
確かに身長差を考えたらチャンミンが持った方が合理的。
「あ、ありがとう♪」
そう言ったらチャンミンがプイっと顔を横に向けたけど「こちらこそ」ってぶっきらぼうに言ってくれた。
それから何度かコンビニで会って挨拶するくらいの仲だったのに。
「だからなんですか？」
まったく意味が分からない。
「なんですかって。。」
その開き直りっぷり、やっぱり実家の弟に似てる。
反抗期の逆切れだ。
でも。。。
だとしても、いや逆にだからこそ。
反抗期真っただ中の男の子は傷つきやすくもある。
自分の身を守るためにナイフのように切れまくって自分の身を守ってるんだから。
でも、いきなりの告白。。
初めてじゃない。
中学3年の時、2年のバスケ部の男の子に手紙をもらった。
あの頃流行ってたコロンが香る手紙。
あの時はどうやって断ったんだっけ？
なのにこんなに悩んでる私を見てほくそ笑むチャンミン。
「何で笑ってるの？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 130人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「東方神起」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yuna(プロフ) - ファントムさん» ただいま戻りました！ありがとうございます。私もアイノカタチに思い入れがあって続編を書きたいんですが中々思うようにいきませんね。とにかくこれと書きかけのものを終わらせるのが目標です！よろしくお願いします!(^^)! (2019年9月7日 23時) (
レス) id: 631424b5d2 (このIDを非表示/違反報告)
ファントム(プロフ) - お帰りなさい。アイノカタチは私がウラツクにハマったキッカケのお話でした。泣きながら読んでました。またyunaさんのお話を読めるのが嬉しいです。無理なく更新して下さいね。 (2019年8月31日 2時) (レス) id: 3983c3a52d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yuna
| 作者ホームページ：http://blog.goo.ne.jp/kecyabulnts
作成日時：2019年8月30日 21時
