story1-6 ページ12
それから2週間で僕は誰にも相談しないであなたに告白をした。
アイドルが外国に仕事に来て恋愛なんてしてる場合じゃないと普通は思うけど落ちたものはしょうがない。
恋の沼にはまったのか、恋という谷底に落とされたのかは分からないけど、落ちてもはまっても本人にそこから這い上がる意思がなくちゃ脱出は不可能だ。
脱出を拒否した僕は告白を選んだ。
なのに答えが。。。
「え？ごめんなさい、私お付き合いしてる人がいるの」
即答じゃん。
「で？」
「え？あ、だから、お断りします」
「なんでですか？」
「なんでですかって。。。」
真昼間のあのコンビニの前で振られてる？
「何で笑ってるの？」
「笑ってません」
「ううん、笑ってた、っていうかニヤニヤしてた」
「。。してません！」
好きになったばっかりで振られるなんて。
気持ちがどうにも収まりません。
「いつからですか？」
「え？」
「その男と付き合いだしたのは」
「えっと。。そうだ、傘に入れてあげたでしょ？」
「はい」
「あの前の日」
声も出ません。
フリーズしてしまいました。
「ね？という訳だから。。ごめんなさい」
「謝らなくてもいいです」
「でも、」
「謝らなくていいんです。僕もこれからすることは謝りませんから」
思わず後ずさりしてる。
「な。。何をするの。。かな？」
「諦めないだけです」
「え？え？なんで？」
「そんなの分かるでしょ」
「ううん」
めちゃめちゃ首を振ってます。
「好きだからです」
「。。で、でも」
「付き合ってみてから振って下さい」
「でもそれって」
意外と飲み込みが悪い。
でもあの頃はまだそんな込入ったことも言えなくて思わず片方の眉毛がピクリと上がりました。
「秘密なら大丈夫です」
「えーっ！？」
「そいつと比べて僕が劣ってるなら黙って引き下がります」
あなたはものすごく困った顔をしてた。
そりゃそうだ。
あなたはそんな事が出来る人じゃない。
そういう真っすぐなところも優しいところも明るいところも全部ひっくるめて出来上がってるあなたが好きなんだから。
だからきっとあの時、あなたはひどく困っただろうな。
恋人にそんな話を出来るならきっとあんなに困った顔はしてないだろうし話を聞いてくれる友達がいるといいけど。
なんとなくだけどあなたは友達の相談には乗るけど友達にそんな面倒な話を、ましてやちょっと自慢話みたいなその話を出来る人じゃないと思った。
分かってたのに。。ごめんなさい。
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yuna(プロフ) - ファントムさん» ただいま戻りました！ありがとうございます。私もアイノカタチに思い入れがあって続編を書きたいんですが中々思うようにいきませんね。とにかくこれと書きかけのものを終わらせるのが目標です！よろしくお願いします!(^^)! (2019年9月7日 23時) (
レス) id: 631424b5d2 (このIDを非表示/違反報告)
ファントム(プロフ) - お帰りなさい。アイノカタチは私がウラツクにハマったキッカケのお話でした。泣きながら読んでました。またyunaさんのお話を読めるのが嬉しいです。無理なく更新して下さいね。 (2019年8月31日 2時) (レス) id: 3983c3a52d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuna
| 作者ホームページ：http://blog.goo.ne.jp/kecyabulnts
作成日時：2019年8月30日 21時
