episode-343 新婚生活〜YOU5 ページ43
分かってるのね、ジェジュは何でもお見通しなんだ。
昨夜、私は言われた通り自分の酒量を超えずに飲んだ。
そして、酔っ払ったフリをして4人で一つのベッドなんていう、無理難題から逃れたつもりでいたの。
ジュンちゃんがたった1杯のお酒で潰れ、ジャンケンが強いはずのユチョがジェジュより先に潰れた。
しばらく様子を窺ったけど、本気で眠ってしまったみんなを見て安心してシャワーを浴びた。
二人はソファーで脚を伸ばして寝てたけどジェジュは一人掛けのいすにふつうに座って眠っていた。
明日仕事なのに。
最初は寝場所を代わってあげようと思って起こしたけど、何だか急に一人で眠るのが寂しくなったの。
ここが新婚旅行の場所で、あの時も私が酔っ払って別々に眠ったからなのか、この海の真ん中でプロポーズされたのにその先に別れが待っていた記憶がそうさせるのかは分からないけど。。。
ジェジュにベッドの中でハグされて、私がまたバカみたいに勘違いさせることを言ってしまった。
その時、思ったの。
この私にもったいぶるような価値があるのかって。。。
20代の女の子でもない。
誰かの恋人でもない。
ただの年上の女だ。
しかも一回りも年が離れていて、彼らにとって何か役に立てることがある訳でもない。
しいて言えば。。。
この体を開く事くらいかもしれない。
長い長い片思いをして、私にはそれすら出来るかどうか分からないこの体しかなかった。
でも、彼らが。。。ジェジュが望むならそのカードを使ったって構わない。
愛してる。
でも、その気持ちが止まらなくて抱かれようとしている訳じゃない。
その気持ちの熱さにジェジュは気付いてたのね。
自分の熱さと比べたら、抱きしめた私の体はほんの少し冷たかったんだ。
止められないハズの行為の途中に、ジェジュは自分の愛のプライドでそこから先に進む事を止めた。
バカね、私って。
また、ジェジュに無理をさせてしまった。。。
私が大人じゃなくちゃいけないのに。。。
明け方の海は前に二人で見た時よりも少し寂しげだった。
まだ、暑かったけど確かに秋が近付いている波の色だったから。
ジェジュはあと1カ月なんてすぐだって、そう慰めるように言った。
「分かったわ。。。ゴメンね、ジェジュ」
「ほら、また謝った(笑)」
私は秋が来るのが待ち遠しいのだろうか?
夏が逝くのが寂しいのだろうか?
episode-344 新婚生活〜YOU6→←episode-342 新婚生活〜JJ10
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 148人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yuna(プロフ) - 裕さん☆ユチョン、焦ってます＾＾;どうなるんでしょう?こんな事して、選ばれるのか。。。不安ですf^^; (2011年11月21日 6時) (
レス) id: bad1fd739f (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - ユチョナ・・。どんだけぇ〜っ！（笑） (2011年11月20日 23時) (レス) id: 3702ac458e (このIDを非表示/違反報告)
yuna(プロフ) - とまとさん☆必死な事に多分自分では気づいてません^^;とまとさん、鋭いです。多分、ジュンスならひっかかて、おまけにビックリして窓から落ちてる事でしょうねｗ (2011年11月20日 22時) (レス) id: bad1fd739f (このIDを非表示/違反報告)
yuna(プロフ) - ﾕﾁｮﾝｵﾝﾆさん☆やっとここまで来ましたが。。。時間経過を分かってるのかどうか^^;取りあえず、ガンバ♪ (2011年11月20日 22時) (レス) id: bad1fd739f (このIDを非表示/違反報告)
とまと - ゆちょん、必死（笑）じゅんちゃんならセキュリティーひっかかってたね（笑） (2011年11月20日 19時) (レス) id: 592f07ec96 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yuna☆
| 作者ホームページ：http://blog.goo.ne.jp/kecyabulnt
作成日時：2011年11月7日 2時
