episode-20 署名〜JS2 ページ20
僕は初めて彼女の手を握った。
小さな可愛らしい白い手だった。
爪も綺麗に切りそろえられていた。
「ネイル、してないんですね」女優さんには珍しい。
「あ、誰かにお料理作るのって。。友達とかじゃないなら、初めてだから。。」
「え?今までの恋人には?」
「あら、うちの旦那様は妻の過去を知りたい人?(笑)」
あ、そうだった。
彼女は奥さんだ。
奥さんにそんな事聞いちゃうなんて!
。。。パボや。
「ごめんなさい」
「(笑)素直すぎますよ。もう少し強引に聞かなくちゃ」
「聞いていいの?」
「今のは許します(笑)」
手を繋いで、近くのスーパーまで片道10分。
僕は妻の過去を聞いたんだ。
「アイドルだった時は恋人なんていなかったし、アメリカではそんな暇ないし。。。ま、今まではなかった、かな?」
「へぇ、。。。あれ?その間は?」
「あ、気づいてた?(笑)」
過去の詮索はスーパーに着いちゃっておしまい。
僕が押すカートに彼女がテキパキと食材を入れて行く。
美味しそうなさくらんぼを僕に見せて「好きですか?」って聞く彼女。
「うん、好きです」
言いながらちょっと照れた。
「私の事、好きですか?」
「うん、好きです」
。。。なぁんてね///
二人で買い物の袋を一つずつ、繋いでない方の手で持って、また手を繋いで帰ったんだ。
そしたら彼女が少し変な顔をして僕を見上げた。
「え?」
「ううん」
また、おしゃべりして10分の帰り道を二人で夕焼けに照らされながら歩いた。
エレベーターを降りて、玄関の前で鍵を出してたら、彼女が僕の首筋に触れた。
「え?///」
「ここ、カメラがないでしょ?」
僕は頷いた。
「ジュンスさん、熱があるでしょ?具合が悪いんじゃない?」
「なんで?」
「最初は気付かなかったんだけど、帰りに手を繋いだ時、なんとなく火照ってたから」
実は、そう。
忙しく海外を旅して、その何処かから風邪を引いてた。
「無理しない方が、」
「でも、初日だし」
「。。。でも」
「僕たちのスケジュールが詰まってて、もう撮影しないと来月からの放送に間に合わないって。。。」
彼女もこの仕事をして長いから、それがどういう事かは分かってる。
しばらく考えて、僕を見た。
「じゃあ、本当に無理しないで、」
「はい」
二人で頷きあって鍵を開けた。
「ただいまぁ」
リビングに入ると、また封筒。
『敬語は厳禁。お互いの呼び方を決めよう』
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革ベルト
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ゆん - 大好きなこのお話し…もう何度も読み返しました。ユチョンが大変な今、また読みたいと思ってここに来ました…ユチョンふぁいてぃん！！ (2019年4月28日 1時) (
レス) id: f2f67649b6 (このIDを非表示/違反報告)
yuna(プロフ) - 裕さん☆暑いですね＾＾；暑過ぎて、何も思い浮かびませんTT今日はジェジュのドラマでも見て妄想し直します（＞_＜） (2011年8月3日 17時) (レス) id: 760ce3aacf (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - ぬぉっ！ジェジュ♪スキンシップ禁止にしないでぇ〜(>_<)もっとして♪ (2011年8月2日 22時) (レス) id: 77790d251e (このIDを非表示/違反報告)
yuna(プロフ) - 裕さん☆ここまでの甘い経験がないので妄想を絞り出しても、あんまりリアルじゃないですね＾＾；でも、ジェジュに翻弄されてみたいっ！ (2011年8月2日 22時) (レス) id: 760ce3aacf (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - おぉっ！来ましたジェジュン♪きゃーっ/// (2011年8月2日 13時) (レス) id: 77790d251e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuna☆
| 作者ホームページ：http://blog.goo.ne.jp/kecyabulnt
作成日時：2011年7月20日 0時
