Trick and Treat.【USSS】 (ページ14)

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Side:坂田

部屋の中心に魔法陣を描き、呪文を唱える。

すると、ぱぁっと眩く魔法陣が光り、どっと体力が持っていかれる感覚がした。

「……よし、成功……したはずやけど」

部屋を出て、一応確認しに行く。
すると、ちょうど志麻くんの部屋のすぐ隣に、新しい扉ができていた。

「よし、成功！ふぅ、つかれたぁ……」

んー、と伸びをする。
扉を開けると、ちゃんと武器庫ができていた。
あとで魔法で上のやつ持ってこよ。

逆に今までなかったのがおかしかったもんな、うんうん。

「……はぁ」

………疲れたし、もう一人眠りしよかな。
ちゃんと仕事はしたし、少しくらいうらさんも許してくれるやろ。

「魔法陣……。疲れるんよなぁ……。」

魔法陣の周りにある数式だとか、そういうのを考えるのも大変だし、書くのも大変だし、ぜーんぶが大変。

べつにええけど。こんな大掛かりな魔法、他の奴らはあんま使えへんし。

……寝る前に武器移動させとこ。
そのほうが効率いいかも。

階段を登り、すぐ横に積まれた銃やらに魔法を使う。

すると、それらはぱっと武器庫に移動した。

「……よし。これで文句ないやろ。」

……ねむ。

くぁ、とあくびをして、自室に戻って一眠りすることにした。