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｢こんにちは！私ハーマイオニー・グレンジャーよ！！！貴女は？？汽車では見かけなかったけど………。｣
隣を開けてくれた少女が話しかけてきた。
｢あっあたし？？あたしはA・フローレンス。あの…Aって呼んで。｣
Aは第一印象が大事だ！と、心がけながら完璧とは言えない、まぁまぁな挨拶をした。
｢あっ。あとね。あたし。汽車に乗り遅れちゃって。それで、本当はここに来るのも皆より一足遅かったの……｣
話している間に、今自分が第一印象をぶち壊すような事を言った気がしてきて、だんだんと顔も声も曇っていった。
｢汽車に乗り遅れたの…？！！！！｣
ハーマイオニーはビックリしていたが、今ちゃんといるんだから。と言って、あまり気にしなかったようだ。
皆がご飯を頬張っている間、山盛りのごちそうの中から、白い物体が出てきているのが見えた。
｢わぁっ！！！｣
赤毛の少年がビックリしながら言った。
｢僕知ってる…！！ほとんど首無しニックだ！！｣
そう大声で言った。
それに疑問を抱いたようで、ハーマイオニーが
｢何故ほとんど首なしなの？？｣
と聞いた。
ハーマイオニーの問いに答えるように、ニックが。
『この通り。』
と言って、頭をグイっと横に引っ張った。
そのあと皆が後悔したような顔をした。
ニックの首の中の物が丸見えだったからだ。
血管やら筋肉やら骨やらが見えた。
ニックは首を戻し、話始めた。
『できれば、サー・ニコラスと呼んでくれ。』
そう言った。
｢サー・ニコラス。夏はどうだった？？｣
上級生の一人がサー・ニコラスに聞いた。
『また、首無し狩りクラブに断られた！！』
そう言ってから去っていった。
その途端、次々に色々なゴーストが現れた。
窓ガラスから通り抜けてきたり、机のしたから出てきたり、あと、剣を振り回していたりしていたゴーストもいた。
｢ゴーストって事は、あたしたちの体を通る事もできるってことよね……？？｣
Aが言うと、さっきの赤毛の少年が言った。
｢そりゃぁね！それ以前に、透き通ることしかできないよ！！！｣
チキンを頬張りすぎて、口の中がモゴモゴしていた。
｢口に物を入れている時は、しゃべらない方がいいよって…お母さんがいってたよ？？？｣
そう言うと、ピシャリと冷たい視線が飛んできた。
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