身長が85センチ ページ47
藤井 鈴side――
首領に今回の報告をする為に昇降機へ乗る、硝子張りの昇降機から見えるのはヨコハマの景色
――――お前は永遠にこの呪いに苦しめられる
あの日の言葉を思い出しながら、俺は長い廊下を歩く。目的の場所は、首領執務室
俺は二人の見張りの兵に礼をする、それと同時に兵は俺に頭を下げた。
俺は身だしなみを改めて整え、ワイシャツの襟を直し、数回ノックして、軽く咳払いすると
鈴「首領、藤井です。入ります」
「エリスちゃん!!このドレス着てみてよ!!丹精込めて選んだのだよ!!」
...またあの言葉が聞こえた
俺は隣の二人の兵に視線を移した、しかし兵二人は汗をかきそっと俺から視線を逸らした。
鈴「首領、藤井です...入ります」
「ほらっ、着てみてよ!!このスカァトも可愛いだろう?」
「イヤよ!絶対イヤ!!」
...俺は我慢できずに、間が悪い部下を演じることにした。
執務室の部屋はとても薄暗く、空気がピリピリしている......筈だった。
森「お願いだよエリスちゃん!!絶対これなんか似合うから!!」
エ「絶対いやよ!!可愛い洋服は好きだけど、リンタロウの必死さが嫌なの!!
それにもうリンが来ているじゃないの!!」
...エリス嬢様...なんかごめんね←
そこにいたのは半裸の少女と中年美形ロリコン...首領が俺を見て目を白黒させていた。
森「えっと...何だっけ?」
エ「知らない」
エリス嬢様は駆け足で向こうの部屋へと行ってしまった。
...なんかすまねぇ、首領←
森「さて、鈴君...君は何も見ていない良いね?」
鈴「はい、俺はエリス嬢様がロリコ...首領に追いかけられていたという謎めいた事実は見ておりませんのでご安心を、それで報告なのですが...」
森(グサッ)←
俺が任務に失敗したことを話すと、首領は笑顔のまま
首「ふむ、夜叉君の捕獲には中也君も折れている、仕方ないよ
彼女は殺戮の異能者、おまけに身体能力も中也君並みだ
今回はこの様な結果になってもおかしくないよ。でも頑張ったからいいじゃないか」
俺はその言葉に深く傷を抉られたような感触がした。
此処で俺の死に場所になるかと思ったが、そういかなかった、良かった
鈴「では、失礼しました」
森「あと、鈴君」
俺は呼び止められた、振り向くとそこには悲しそうな表情をした首領がそこにいた。
森「君はまだ幼い、無理をしなくていいんだよ?」
鈴「?はい」
その言葉の本当の意味に俺は気づかなかった。
俺は背を向けて、執務室を後にした。
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幻想見る主人 - Runoさん» BS...!あぁ、BS...よし、頑張って探して録画しよう← (2018年12月13日 17時) (レス) id: 4872ed47ec (このIDを非表示/違反報告)
Runo(プロフ) - 今丁度三期やってますよーBSで。 (2018年11月11日 21時) (レス) id: 81b2e2d443 (このIDを非表示/違反報告)
幻想見る主人 - Runoさん» はい!時間があったら見てみたいと思います!面白いかぁ...是非見てみようかな? (2018年11月1日 22時) (レス) id: 2c36b5953f (このIDを非表示/違反報告)
Runo(プロフ) - 別アニメの能力ですwとある魔術の禁書目録の上条当麻っていう人のやつです!とある科学の超電磁砲も主人公以外一緒です!面白いんで見てみてくださいw (2018年10月29日 15時) (レス) id: 81b2e2d443 (このIDを非表示/違反報告)
幻想見る主人 - Runoさん» え、あ、こ、コメントありがとうございます!イマジンブレイカー...とは...ん?←バカ (2018年10月25日 22時) (レス) id: 8edca21fd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:幻想見る主人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/buyda/
作成日時:2018年8月23日 11時