人を見た目で判断しないでほしいな！？２ 【文スト】

身長が６９センチ ページ25

中也さんも段々焦りと云う表情を出してきた



中「そんな脅しに日和るほどポートマフィアは温くねぇ

手前は死ぬ、処刑だ！」



中也さんは云い張る、しかしポートマフィア首領は許すのだろうか



太「だろうね、だがそれは幹部会の決定事項だ、決定より前に私を勝手に死刑にかけたら単独行動で配信問題となる、罷免か、最悪処刑だ」



太宰さんの云うことは一理あった、というかこのまま太宰さんが死んでしまえば



確実に中也さんも処刑され、死ぬだろう



私は中也さんが手当てしてくれた腕をそっと触る



まだあの時の感触が残っていた、今までにない温もり...



マフィアどいえども、流石に死んでしまうのは可哀そうだ



中「そして、俺が諸々柵を振り切って、形振り構わず手前を殺したとしても...

手前は死ねて喜ぶだけ？」



太宰さんはニコニコしながら首を絞められている、痛くないのか？



太「てことでやりたきゃどうぞ」



満面の笑みで殺しにかかってこいとでも言うような動作で中也さんを挑発にかかる



...太宰さんは分かっている筈だ、中也さんは貴方を殺さないことに



太「ほら早く、まーだーかーなー？」



中也さんは目を血走らせ、鈍い音が響いた



ナイフは...太宰さんの真横にあった、頬を少し掠って血は出ているが、生きている



私はほっとして胸をなでおろした。



そういえば太宰さん一番の目的は敦さんって言ってたけど...



―――もしかして



中「真逆...二番目の目的は、俺に今の最悪な選択をさせること！？」



外套を掴みながらやられたとでもいうように大声を上げる



成程、元相棒だからか先読みがうまくできている、



太宰さんはこのような状況になることを知って態と...



中「実は手前こそが嫌がらせをする為に、俺を待ってたってことか？」



太宰さんは壁に刺さったナイフを抜き取る



太「久しぶりの再会なんだ、このくらいの仕込み(サプライズ)は当然だよ」



微笑ましい笑顔に対して中也さんは完全に疲れ切っていた



中也さんは太宰さんに背を向ける



中「死なす、こいつ何時か絶対死なす...」


『頑張って下さい中也さん！(*'▽')』←


中「お...おう...(可愛い...)」


太「何応援しちゃってんのAちゃん？」



何か聞こえるけど気のせい←



太「ところで、鎖を壊して私を解放したのは君だよね？私がこのまま逃げたら

君が逃亡幇助の疑いをかけられるよ？」



『中也さんが私達の云う事を聞くなら夜叉で逃亡したという風に見せかけてやってもいいです』



太宰さん同様私は嘘の笑みを張り付ける。

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