人を見た目で判断しないでほしいな！？２ 【文スト】

身長が６８センチ ページ24

太宰さん...ポートマフィアの最年少幹部...



薄々感づいていたことだ、私の表情は余裕そうに見えるが内心結構焦っている



中「ま、運にも見放されたしな。何せ俺が西方の小競り合いに鎮圧して

半年ぶりに帰ったその日に捕縛されるんだからな、俺からしたら幸運だったぜ」



私は動きたいところだが生憎中也さんの体術で一発で死亡確定だ



まぁ今はマフィアに狙われているから、殺されはしないだろうけど



瀕死寸前になっちゃうか



すると、中也さんが抑えている太宰さんの首から笑い声が聞こえた



私はハッと思い顔を上げる、太宰さんは笑っていた。



中「何がおかしい」



中也さんは顔をしかめる



太「いいことを教えよう」



太宰さんは余裕そうな笑みで応えた



太「明日『五大幹部会』がある」



中「莫迦な」



中也さんは目を見開き、ナイフを持って腕を下した



中「あれは数年に一度、組織の超重要事項を決定する時だけ開かれる会だ、あるならとっくに連絡が...」




中也さんは知らない...なのに何故その五大幹部会のことを太宰さんが知っているんだ？




私は足元を見つめ、出来損ない頭を抱え、悩む



答えを出す前に太宰さんが答えた



太「理由は私が先日組織上層部にある手紙を送ったからだ、で、予言するんだけど

君は私を殺さない、どころか懸賞金の払い主に関する情報の在処を

私に在処教えたうえでこの部屋を出て行く、それも撃ちまた歩きのお嬢様口調でね」



中「はあ！？」



中也さんは呆れた顔で太宰さんを見た



いや、内股歩きのお嬢様口調...誰がそんなことやるんだよ(遠い目)←



太「私の予言は必ず中る、知ってると思うけど」



『中ってほしくない予言ですね...』



中「この状況で......手紙...？」



中也さんは目を見開き、ぽつりとつぶやく



そういや手紙って...一体何を？



太「手紙の内容はこうだ『太宰 死没せしむる時 汝らの凡る秘匿 公にならん』」



えっとつまり、太宰さんが死ぬとき、汝...ポートマフィアの秘密が公やけになる...



っていう意味か.........え？



私が目を見開くときと同時に中也さんも反応した



中「真逆手前...」



太「元幹部で裏切り者の私を捕縛した、だけど上層部に『太宰が死んだら組織の秘密がぜんぶバラされるよ』っていう手紙までついてきた」



『もしこれが検事局に渡ればポートマフィア幹部全員百回は死刑にできる...

幹部会を開くには十分すぎる脅しだ』



太「その通り、Aちゃん♪」



太宰さんは私を指さしながら云った。クソッ！イケメンが←

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