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(りょう)


て「俺、入学早々恋したんよ。」

城西の陸上部に入って、すぐに仲良くなったゆめまるとてつや。

どうやらてつやは、入学式初日に恋をしたらしい。


り「一目惚れってやつ?笑」

ゆ「意外と惚れやすい性格なんだ。笑」

俺らもまだまだ子どもだから、人の恋とかめちゃくちゃ興味ある。


て「まさにあの子!」

てつやの指の先には、校門を出ようとしている女の子と男の子。
周りの女の子たちがキャーキャー言ってる。
あ、噂の佐藤さんか。

り「え、あれって佐藤さんじゃない?
さとしばだっけ?」

ゆ「あーー、さとしば。」


り「まあ、たしかにかわいいよね。」

て「入学式の時に見せてくれた笑顔が忘れられん、、」

佐藤さんのことを見つめるてつや。

それは、もう完全に恋してるようで。
てつやの恋報われてほしいな、と純粋に思った。



とまあ、この話をしたすぐにてつやは勇気を振り絞って佐藤さんに声をかけ、見事友達になったのだ。


て「んふふ。」

部活の休憩中、水を飲んでると隣でにやにやしてるてつや。

校舎の上を見上げて手を振り、ヘラヘラニヤニヤ。
見ると、佐藤さんが小さく手を振っている。


り「きもちわる。」

て「おい!」

り「まあ、仲良くなって良かったじゃん。」

て「へへ、まあね!」


てつやが浮かれてるのも無理はない。

あまり男の子と話してるのを見たことない、と噂の佐藤さんに男友達が出来たのだ。
しかも2人も。

調子に乗って、声をかけた男子多数。

なのに、誰とも友達にならないのだ。

そりゃてつやも調子に乗る。笑


もう一度上を見上げると、勉強している佐藤さん。

り「確かに可愛い。」

て「ん?なんか言った?」

り「いや、別に。」

なんで俺、こんなこと言ったんだろ。

て「あー、俺まじで好きかもしれん。」

佐藤さんを見つめながら言うてつや。


いやいや、友達の好きな人なんだぞ。

そんな人を好きになっちゃダメだ。

ていうか、なるわけない。


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みさ(プロフ) - 常夏さん» ありがとうございます!是非また読んでください(^0^) (2020年11月3日 22時) (レス) id: a016f54757 (このIDを非表示/違反報告)
常夏(プロフ) - あの、、お話がめちゃくちゃタイプです!!! 3も楽しみにしてます! (2020年11月1日 18時) (レス) id: 3853130063 (このIDを非表示/違反報告)
みさ(プロフ) - みややさん» ありがとうございます(^o^) (2020年8月25日 0時) (レス) id: 296813daeb (このIDを非表示/違反報告)
みやや - ありがとうございます!!!楽しみにしてますね(*´ー`*) (2020年8月24日 7時) (レス) id: fc7e16ebd2 (このIDを非表示/違反報告)
みさ(プロフ) - みややさん» コメントありがとうございます!2のお話が全部公開されましたら、3も公開する予定です!是非楽しみに待っていただけたら嬉しいです(^o^) (2020年8月22日 0時) (レス) id: 296813daeb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みさ | 作成日時:2020年5月16日 10時

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