. ページ46
.
「なに?どうしたん?笑」
『え!?なにも!』
多分、ぼーっとしていた。
て「おまたせー!遅くなってごめん!」
ゆ「おまたせしました!」
ドアの方を見ると、てつやとゆめまる。
り「うるせぇよ。笑」
『結構怒られてたんだね。笑』
て「まあ、いつものことですわ。」
ゆ「そんなんで威張るなよ。笑」
わたしの向かいにてつや、その隣にゆめまるが座る。
て「なに?勉強してたの?」
ノートを覗き込んでくる。
り「そう!まじでA頭いいよ!?
教えんのもめちゃくちゃうまい!」
こうやって褒めてくれてくれることが単純に嬉しくなる。
て「む、、、」
ゆ「てつやどうしたの。笑」
て「Aのその顔気に食わん!」
『なに!?』
て「お前、女の顔になったな!!」
り「なんだそれ。笑」
ゆ「Aはもともと女だわ!」
りょうくんとゆめまるは笑ってるけど、、、
てつやって鋭い。
これで気付かされた、わたしってりょうくんのことが好きなんだと。
り「A、男だったの?笑」
そう言って、わたしのほっぺたをまたきゅっとつまむ。
今日仲良くなったばっかなのに...こうやってやられるのも嬉しく感じてしまう。
『違うし、それやめてくれん?笑』
口ではやめてって言ってるけど、やめてほしくない。
これって好きってこと、、?
り「ごめん!勉強教えてくれたお礼にアイス奢ってあげる!」
『なら、許す。』
ゆ「ちょろいな。笑」
て「俺もコンビニ行くー!
ゆめまるも行くでしょ?」
ゆ「しょうがないなぁ。」
『りょうくんの奢りでアイスパーティー!笑』
り「なんだよそれ!笑」
そんな他愛もない話をしながら、図書室を出た。
前にはてつやとゆめまる。
隣にりょうくん。
歩いていると、頭にトンと何か重みが。
り「Aの頭、俺の肘置きにちょうどいい。笑」
パッと見上げると、いたずらっ子のような顔。
それがまたかわいい、なんて思ってしまう。
『どうせわたしはちびですよーだ!』
り「はは、オチビちゃん拗ねないの。笑」
そう言って、ポンポンと頭を撫でて先を歩いていくりょうくん。
わたしは、そっと自分の顔を触った。
どうしよう、赤くないかな。
なんか暑いし。
前に歩くりょうくんを見て、さらに暑くなった気がした。
これが高2の頃のわたしの初恋。
一目惚れなんてありえないと思っていたわたしの恋だった。
.
427人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みさ(プロフ) - 常夏さん» ありがとうございます!是非また読んでください(^0^) (2020年11月3日 22時) (レス) id: a016f54757 (このIDを非表示/違反報告)
常夏(プロフ) - あの、、お話がめちゃくちゃタイプです!!! 3も楽しみにしてます! (2020年11月1日 18時) (レス) id: 3853130063 (このIDを非表示/違反報告)
みさ(プロフ) - みややさん» ありがとうございます(^o^) (2020年8月25日 0時) (レス) id: 296813daeb (このIDを非表示/違反報告)
みやや - ありがとうございます!!!楽しみにしてますね(*´ー`*) (2020年8月24日 7時) (レス) id: fc7e16ebd2 (このIDを非表示/違反報告)
みさ(プロフ) - みややさん» コメントありがとうございます!2のお話が全部公開されましたら、3も公開する予定です!是非楽しみに待っていただけたら嬉しいです(^o^) (2020年8月22日 0時) (レス) id: 296813daeb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みさ | 作成日時:2020年5月16日 10時