. ページ22
.
(ゆめまる)
て「俺、入学早々恋したんよ。」
部活が始まる少し前、陸上部で仲良くなったてつやとりょうくんと話していた。
急速に仲良くなった俺らは、よく馬鹿なことやって遊んでいた。
り「一目惚れってやつ?笑」
ゆ「意外と惚れやすい性格なんだ。笑」
誰?って聞こうとした瞬間、、
て「まさにあの子!」
その指の先には、校門を出ようとしている女の子と腕を組んでる男の子。
り「え、あれって佐藤さんじゃない?
さとしばだっけ?」
ゆ「あーー、さとしば。」
たしかに中学の時にさとしばって聞いたことあるわ。
り「まあ、たしかにかわいいよね。」
て「入学式の時に見せてくれた笑顔が忘れられん、、」
そう言って、その子を見つめるてつや。
正直、その子には良い印象を受けなかった。
いつも柴田ってやつと一緒に居るし、入学早々告白をよくされてるなんてのも聞いた。
さすがに友達の好きな人を否定してはいけないな。
て「なあ!ゆめまる付いてきて!」
ゆ「えー、いいけどさぁ。」
朝練を終え、着替えるために部室に向かう途中てつやに頼み事をされた。
それは、今日佐藤さんに声をかけるから付いてきてほしいとのこと。
早く声かけんと誰かに取られるって昨日言っちゃったもんなぁ。
出来ればあの子とあまり関わりたくないけど、、しょうがない。
昼休み
て「佐藤さんと友達になりたいんだよね。」
『え??』
勇気を振り絞って声をかけたてつや。
佐藤さんはびっくりした顔でてつやのことを見ている。
男の子に声かけられてることなんか慣れてるだろうに。
て「あ、急にごめん!
あれからたまにいるの見かけてさ。
いつも柴田って子と馬鹿なことやってるな、って。
大人しいイメージ持ってたから、純粋に話したら面白そうだなって思って、、」
めちゃくちゃ焦っとるやん。笑
『わたしと友達になっても、メリットなんてないけど、、』
て「いや、全然!
俺と友達になったらメリットありまくりだから!笑」
『すごい自信だね。笑』
、、、たしかに笑った顔かわいい。
そりゃモテるわ。
て「ふふ、まぁね。笑
俺、小柳津徹也!」
『あ、佐藤Aです。』
て「よろしく!」
て「あ、こいつはゆめまる!」
ゆ「よろしく。」
『よろしく。』
ニコッと笑いかけてきた佐藤さん。
やっぱり俺は好きになれんわ。
.
427人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みさ(プロフ) - 常夏さん» ありがとうございます!是非また読んでください(^0^) (2020年11月3日 22時) (レス) id: a016f54757 (このIDを非表示/違反報告)
常夏(プロフ) - あの、、お話がめちゃくちゃタイプです!!! 3も楽しみにしてます! (2020年11月1日 18時) (レス) id: 3853130063 (このIDを非表示/違反報告)
みさ(プロフ) - みややさん» ありがとうございます(^o^) (2020年8月25日 0時) (レス) id: 296813daeb (このIDを非表示/違反報告)
みやや - ありがとうございます!!!楽しみにしてますね(*´ー`*) (2020年8月24日 7時) (レス) id: fc7e16ebd2 (このIDを非表示/違反報告)
みさ(プロフ) - みややさん» コメントありがとうございます!2のお話が全部公開されましたら、3も公開する予定です!是非楽しみに待っていただけたら嬉しいです(^o^) (2020年8月22日 0時) (レス) id: 296813daeb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みさ | 作成日時:2020年5月16日 10時