むかしのはなし/てつや ページ1
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(てつや)
[今日から俺らは高校生だぞ!!]
〈美女と付き合うぞ!〉
て「気合入ってんな、お前ら。笑」
俺は、岡崎城西高校に入学した。
なんか高校に入ったってだけで、大人になった気分になる。
中学からの友達と高校に向かっていた。
[え、あれ佐藤Aじゃね!?]
〈へー、この学校に入ったんだ!〉
て「佐藤Aってだれ?」
前を歩いてる女の子を指差して、話してる友達たち。
相変わらず声でかいなぁ。
[お前知らねーのかよ!さとしばって女子がうるせーじゃん。]
て「さとしば?」
〈めっちゃかわいいんだぜ、見に行こ!
ちょうど前歩いてるんだし。〉
見に行く!?
そんなの向こうめっちゃ嫌がんじゃん。
そんなに美女って言われたらたしかに気になるけど。
て「いいわ、別に!」
[え?」
て「悪口じゃなくても噂されるの向こう気悪いって。
顔見に行くとかダメでしょ。」
女の子にそういうことしない方がいい。
し「さとー!!!!ごめん!!!!」
俺達の横を通り過ぎて、その子のところに走る男の子。
『しば遅い!』
し「マジわりぃ!ワクワクしたら寝られなくて。笑」
『こどもじゃん。笑』
え、、、、笑った顔かわいい。
横顔だけで分かる、美人なんだろうなっていう雰囲気。
[ほら、やっぱかわいいじゃん!]
またこいつはこういうことをデカい声で!
相手のこと全く考えてねぇんだから。
するとその声でチラッとこちらを見たその子と目が合った。
後ろを振り向いたのがチャンスとばかりに話しかける友達。
〈佐藤さんだよね!?〉
『そうです、、』
めちゃくちゃ怯えてんじゃん。
すると、隣に居た男の子がパッと前に立った。
し「俺、柴田祐輔!よろしく!」
〈は?俺ら佐藤さんに用あんだけど。〉
し「は???」
前に立っていた男の子の眉がピクッと動く。
やばい、入学早々喧嘩は良くない。
て「あーーーー!
早く行かないと時間が!」
そう言って俺は友人二人を引っ張って歩いて行った。
後ろを振り向いて女の子を見て、頭を下げた。
嫌な気持ちにさせて申し訳ないな。
すると、その子は“ありがとう”と言って、ニコッと笑った。
俺、入学早々恋したかもしれん、、
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みさ(プロフ) - 常夏さん» ありがとうございます!是非また読んでください(^0^) (2020年11月3日 22時) (レス) id: a016f54757 (このIDを非表示/違反報告)
常夏(プロフ) - あの、、お話がめちゃくちゃタイプです!!! 3も楽しみにしてます! (2020年11月1日 18時) (レス) id: 3853130063 (このIDを非表示/違反報告)
みさ(プロフ) - みややさん» ありがとうございます(^o^) (2020年8月25日 0時) (レス) id: 296813daeb (このIDを非表示/違反報告)
みやや - ありがとうございます!!!楽しみにしてますね(*´ー`*) (2020年8月24日 7時) (レス) id: fc7e16ebd2 (このIDを非表示/違反報告)
みさ(プロフ) - みややさん» コメントありがとうございます!2のお話が全部公開されましたら、3も公開する予定です!是非楽しみに待っていただけたら嬉しいです(^o^) (2020年8月22日 0時) (レス) id: 296813daeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みさ | 作成日時:2020年5月16日 10時