【名探偵コナン】任務完了できません！３【警察学校組】

Another storyーそれぞれの裏話ー ページ42

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story〜７３〜



立花side




立「本当に、Aなんだよな…？」




あの時、伸ばした腕は宙を掴んだだけ。最後に見たAの顔は忘れない…あんな悔しそうに泣くAはもう見たくないんだ…




だから、俺が守らなきゃって気持ちで支配されて





『ちょ、やめてください！』





得体のしれない天使様に命売ってまでココへ来たのに、そんな俺を否定するAが許せなかった。俺はお前を連れ戻しに来たのに、この世界で平然と生きて、変な男たちに目をつけられててーーーーーーー俺のいないところで笑ってんのがムカついた。





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story 〜７９〜



萩原side



萩「実はさ、東都水族館のペアチケット貰ったんだけど一緒に行かない？」




断られる前提で誘ってみたんだけど、思いのほかあっさりと承諾をくれて俺がびっくりする。だけどすぐに『調べたいこともあったんだ…それでもいい？』と許可を得てくるあたり、本当に良い子だなぁと思う



俺はどんな目的があろうとも、Aちゃんと一緒に居れるだけでいいんだ。




迎えに行くと普段とは違う服装のAちゃんがいて「マジか」と零れた




萩「めっちゃ可愛い」




『別に、いつも通りっす…』




そっぽ向いたときに見えた耳が少し赤かったのは見間違えじゃないと嬉しいなぁ






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story 〜８８〜




伊達side





朝礼でAが休みだと聞いて、嫌な胸騒ぎがした。Aに連絡してみても繋がらないし…不安すぎてナタリーに様子を見に行ってもらうように頼んだ。結果Aは居なくて大事だ…まさか、また誰かを助けに行ってんのか？それともなにか事件に巻き込まれているのか…





どちらにせよ早急に動いて助け出さなければいけない。





「(アイツの事、結局なんもわかんねぇままだ)」








立「あ、悪いんだけどそこの三人…ちょっと手を貸してくれ」






そんな時、胡散臭い笑顔張り付けてやってきた立花と言う男。Aの旧友だというコイツなら、何か知っているかもしれない








伊「あとで聞いてみるか…」



萩「ん？班長なんか言った？」


伊「いや、なんでもねぇよ」






Aが頑なに隠していることだ。俺一人の推測でアイツの気持ちを無下にしたくない。



ーーーなにも隠さず、頼ってくれればいいんだけどなぁ…

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