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柏「私は、人殺しになるつもりなんて無い…だから薬の調合に使う薬品の分量を減らし人体に害のないようにして作成していたんだ。だけどそれが奴らにバレてしまってね…命を狙われることになってしまったという事だ」
『そうだったんですか…』
柏「すまないが君の求めてる答えは私からは得られないよ。内部事情なんかも何も知らないんだ」
『…いえ、少しでもお話聞けてよかったです。今日はお時間いただきありがとうございました。』
出された食事は口にしたけれど、味はよくわからなかった。有力な手掛かりは、ない。
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萩「…Aちゃん?」
そう声をかけられたのはお店を出てすぐのところ。「送るよ、もう遅いし」『いえ、結構です』を何回か繰り返した時だった
萩「嫌がってるじゃん、なにしてんのオッサン」
『!!ちょ、萩原待って大丈夫だから…!』
柏木の腕を掴む萩原を慌てて止める。ほら、怖い顔したSPサンが今にも襲い掛かってきそう…
『すみません柏木さん…友人です』
柏「はっはっは。君にも優秀なSPが居るようだね!じゃあまた何かあったら連絡するよ」
『はい、お願いします』
ポカーンとしている萩原を横目に柏木と別れた
萩「あの人誰?…まさか、パパか『重要参考人!!!!!』…マジ?」
『ったく…』
萩「いやー、絡まれてる人いると思ったらAちゃんだったからびっくりしちゃった。邪魔したかな?」
『ナイスタイミングすぎて助かった』
萩「そっか!じゃあよかった♪さぁて、俺はお疲れのお姫様を送り届けようかなぁ」
『??』
萩「ココ、すっごいシワよってるよ?Aちゃんはいつだって頑張りすぎ…ちょっとは頼ってくれよ?」
わたしの眉間に指を当てた萩原はそう言ってふんわり笑う。その顔を見ただけで気が抜けて楽になった気がする。今回はあまり情報を得ることはできなかったけど、落ち着かなきゃ…とりあえず早く帰ってこの服脱ぎたい…!!
バイクのヘルメットを被り、腰元には萩原の上着を巻かれた。心地よいスピードで夜の街を駆け抜けるのはいい気分転換になった。
萩原の腰に手を回し背中に凭れる。『ありがとう』って呟きが聞こえたかどうかわからないけど…なんとなく萩原が笑ってるような気がした
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(・(ェ)・)くま(プロフ) - 明里香さん» 明里香様♡ コメントありがとうございます!!訂正させていただきました。読んでいただき感謝ですm(_ _"m)ご指摘助かります…! (2022年9月17日 22時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 107話、出来したじゃなくて、でかしたです。 (2022年9月17日 19時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - にゃーちゃんさん» にゃーちゃん様♡ 2番目のコメントありがとうございます!!!どんな順番だろうがコメント嬉しいです…(泣)亀更新すぎて申し訳ないです…頑張ります!!(^^♪ (2022年8月7日 1時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - くっ、初コメは取られたが2コメは頂きます!(何の張り合いだ)とても面白いです!更新頑張って下さい!楽しみにしてます!でも、お体にはお気をつけて…!! (2022年7月31日 20時) (レス) id: e862c91e4d (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - 仮面の少女さん» 文面に見覚えが…?!と思ったらやっぱりホワイトさんでしたか!!コメントありがとうございます(´;ω;`)ゆっくりですが頑張ります!m(__)m (2022年7月21日 23時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:(・(ェ)・)くま | 作成日時:2022年7月17日 23時