【名探偵コナン】任務完了できません！３【警察学校組】

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白「Aさん……とても綺麗です」




『ありがとう白鳥くん』




白「では、行きましょうか？」







紫寄りの紺色のドレスに少し高めのヒール。派手すぎず、けれども煌びやかに着飾り…わたしは白鳥警部の手を取る。











ーーーー数日前







『え、潜入調査ですか？』




目「あぁ、とある財閥が主催のパーティなんだが…主催主が最近誰かに狙われているようでな。Aくんにはそのパーティに潜入してもらう。要は護衛、と言ったところだろうかね」




『わかりました』





目「そこでそのパーティに同行してもらうペアを決めたんだが、Aくんは白鳥くんと行ってくれ。怪しまれないようにな」





白「よろしくお願いします、Aさん」




『了解です』









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なんて事があって現在、その財閥のパーティに潜入中なのです。







『(動き辛いなぁ)』






体のラインに沿ったドレスは足にまとわりついてきて鬱陶しい…これを選んだのは白鳥警部本人だそうで、思いっきり好みが出てると思うんだが…






白「Aさん、もうすぐ彼が出てきますよ」



『了解』







彼、とはこの依頼主である大企業の御曹司であり主催者の柏木(かしわぎ)と言う男だ。薬品関係の仕事をしているらしいが大の女好きで…事前打ち合わせの時からうざいくらい絡んできやがった。






柏「これはこれは、とても美しいですね」




『…ご招待頂き感激です』




柏「ゆっくり寛いで行ってくださいね」





そう言ってわたしのくびれ当たりを撫でたこの男は危機感というものがないのだろうか？お前狙われてるんだろう…？！





白「柏木さん、私共はこれで失礼しますね」




『トリハダぁ…』




白「はぁ…あんなにも好き勝手動き回られると護り用がないですね」






柏木さん本人はSPも付けているし、他の刑事も何人か潜入しているから何かあったら小型インカムで連絡を取り合えるようにしてある。わたし達は後方…怪しい動きをするヤツが居ないかどうかを見張る役だから、柏木さんを目視できる距離で待機する。





あっちこっち、目を光らせている時に見つけてしまったのだ。ピシッとスーツを着こなすバーボンと真っ赤なドレスのベルモットを。







『(組織絡み…？)』






柏木さんは確か薬の開発なんかもしてるとか…嫌な予感しかしない

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