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降谷透side
ベルモットに呼び出されたと思ったら、そこに居たのは酔いつぶれたAで。…心臓が一回止まったと思う。そのくらい怖くて不安になった…この国を守る、それと引き換えにもしAを失ってしまったらと思うとすごく怖かったんだ。
ベルモットの「飲みたかっただけ」と笑う声が、見えない拳銃をAに突き付けられているようで…「そうですか」とだけ言ってAを担いで車に乗せる。
降「はぁ…最悪だ」
車のシートを倒し寝かせる。真っ先にやることは、盗聴器と発信機の確認だ。こんな事で触れたくなかったのに、たまに漏れるAの甘い声に一々反応してしまう自分にもイライラする。
『ん、くすぐったぁ…』
「…少し動かないでくれ」
『はぁい』
降「何か取り付けられた痕跡は無しか…A、僕は怒ってるぞ」
『えー怒ってんのヤダ』
降「…ヤダじゃないだろ!!お前死んでても可笑しくない状況だったんだぞ?!」
『ごめ、ん…だって断れないじょーきょーらったし、わ、たしだって最善策を…とったつもりだし…ッ』
いつも強気なAが弱弱しいのはきっと本人が一番怖かったのだろうな。僕は怖がらせちゃ駄目だろう
降「いや…ごめん。ただ心配だったんだ。ベルモットは危険人物だ…頼むからもう近づかないでくれ」
『んー…、わたしからは絶対近づかないよ』
降「お利口さん…じゃ、もう寝てていいぞ。送るから」
『ふるやぁ、目が、回る…ッきもちわるぃ…』
降「…は?!ちょっと待て!!」
『〜〜〜〜ッ』
ーーーーーーー
ーーーーーーーーー
『ん゛〜…』
物凄い頭痛に寝返りを打つ。少し硬めのマットレスが心地よくて、隣にある温もりに抱き着いた。なんでこんな頭痛いんだ…?
そうだ、わたしベルモットと飲んで、めちゃくちゃ強いお酒飲まされまくったんだった……起き上がって水でも飲もうかなぁなんて思っていると抱きしめ返される身体。ん?わたしのベットはふかふかだったよね?抱き枕なんか買ったっけ?……………そもそも抱き枕が抱き返してくるっておかしくないか…?!
『んん゛?!』
降「…うるさい」
『降谷??!』
待て。待て待て待て!!!!!!!なんで降谷?!な、なんで上裸?!?!
そして抜け出そうとするも抱きしめられる力は強くなる一方で
『……えぇ?』
ただただ困惑!!
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(・(ェ)・)くま(プロフ) - 明里香さん» 明里香様♡ コメントありがとうございます!!訂正させていただきました。読んでいただき感謝ですm(_ _"m)ご指摘助かります…! (2022年9月17日 22時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 107話、出来したじゃなくて、でかしたです。 (2022年9月17日 19時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - にゃーちゃんさん» にゃーちゃん様♡ 2番目のコメントありがとうございます!!!どんな順番だろうがコメント嬉しいです…(泣)亀更新すぎて申し訳ないです…頑張ります!!(^^♪ (2022年8月7日 1時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - くっ、初コメは取られたが2コメは頂きます!(何の張り合いだ)とても面白いです!更新頑張って下さい!楽しみにしてます!でも、お体にはお気をつけて…!! (2022年7月31日 20時) (レス) id: e862c91e4d (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - 仮面の少女さん» 文面に見覚えが…?!と思ったらやっぱりホワイトさんでしたか!!コメントありがとうございます(´;ω;`)ゆっくりですが頑張ります!m(__)m (2022年7月21日 23時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:(・(ェ)・)くま | 作成日時:2022年7月17日 23時