92 ページ22
ー
松「A!!!!」
萩「なにやってんだお前!!!!!」
伊「確保ー!!!!!!」
班長の合図とともに流れるように警察官が押し寄せ先輩は確保された
萩「Aちゃんしっかり!!」
『だ、いじょうぶ』
萩原はわたしの身体を労わるように優しく起こす
松「ッチ…趣味悪ぃモン付けられやがって」
『ありが、と』
松田は傷に触れないよう手足の拘束を解く
伊「Aその頬…ックソ」
『アハハ、顔、ひどい?』
班長は珍しく怒りを表に出して
『みんなきてくれてありがとう』
わたしが笑って伝えると三人は「当たり前だ」って笑い返してくれる
こんなに優しく強く、惹かれる仲間たちを置いてわたしはこの世界を去ることは出来ないよ。先輩の気持ちもすごく嬉しいけれど、わたしはいつの間にかこの世界が大好きで大切になったんだ。
『先輩』
目暮警部に手錠を掛けられ連行される先輩
立「…もう終わりだ。何もかも。」
『まだ終わってませんよ。だって先輩まだ、生きてるじゃないですか…わたしが気持ちに答えることはないですけど、この場所でやり直すことだって出来るはずです』
立「…っはは。その優しさに惚れたけど、お前は物事ハッキリ言うやつだよな本当」
『だって恋愛対象には見れませんもん。ごめんなさい』
しっかりと目を見て断る。お付き合いやら結婚やら、元の世界に帰ること、全部を含めたお断りの言葉だ。それを聞いた先輩は少し笑って
立「…悪かったな。でも、俺はお前に対する気持ちは無くさない。グズグズしてる奴らがいるんならまた奪いにくるかもなぁ?」
なんてわたしじゃない誰かに向かってそう言った。
『???』
松「…うぜぇ」
萩「同感だよホント」
伊「だけどグズグズしてるのは図星だな」
先輩は連行され、わたしは救急車で警察病院へ搬送された。
念の為一日入院して様子見となったのだが、お忍びで夜中にやってきた降谷とヒロはわたしの顔を見て絶句した挙句「ソイツの身柄公安で受け持って拷問してやろうか…」なんて降谷が言い出し、いつもは止める役のヒロでさえ「オレも協力するよ、ゼロ」なんてマジな顔で言うもんだから公安を敵に回しちゃダメだと悟った。
『(おっかねぇ…)』
2095人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - 明里香さん» 明里香様♡ コメントありがとうございます!!訂正させていただきました。読んでいただき感謝ですm(_ _"m)ご指摘助かります…! (2022年9月17日 22時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 107話、出来したじゃなくて、でかしたです。 (2022年9月17日 19時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - にゃーちゃんさん» にゃーちゃん様♡ 2番目のコメントありがとうございます!!!どんな順番だろうがコメント嬉しいです…(泣)亀更新すぎて申し訳ないです…頑張ります!!(^^♪ (2022年8月7日 1時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - くっ、初コメは取られたが2コメは頂きます!(何の張り合いだ)とても面白いです!更新頑張って下さい!楽しみにしてます!でも、お体にはお気をつけて…!! (2022年7月31日 20時) (レス) id: e862c91e4d (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - 仮面の少女さん» 文面に見覚えが…?!と思ったらやっぱりホワイトさんでしたか!!コメントありがとうございます(´;ω;`)ゆっくりですが頑張ります!m(__)m (2022年7月21日 23時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:(・(ェ)・)くま | 作成日時:2022年7月17日 23時