【名探偵コナン】任務完了できません！３【警察学校組】

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ゴチンッ！！！




立「いってぇ！！クソが！ふざけんなよ？！」





『ッ、』






あと数センチで唇が重なり合う時、少しだけ動かせる頭で思いっきり頭突きした。すっごい音がしたと思ったら、先輩の額が切れたようでツゥ、と血が流れている。それに激怒した先輩は今度はグーでわたしを殴ってきたけどキスをされるよりはマシだと思った。







立「……っ、ごめん殴って。嫌がる事無理やりするのはよくねぇよな…少し時間をあげるから考えて。明るい返答を期待しているよ」









スルッと撫でられた頬に鳥肌が立つ。先輩は部屋を出るとしっかりと施錠していった










『あ゛ぁー、もう、最悪だ…』






殴られたところは痛いし、頭突きしたところもめちゃめちゃ痛い…拘束されてて身動き取れないしイライラする…！！！！アイツとんだ隠れＤＶだな！！！！！！







『仕事いけないじゃんコレ…』






カーテンの隙間から薄っすらと入り始めた朝日に絶望だ。わたしは無断欠勤をしてしまうのだろうか？それか先輩が嘘の報告でもしてんのかな…
















立「A、少し冷たいが我慢してくれ」






あれから多分２時間ほどが経った。
先輩が部屋に入ってきてわたしの頬に冷えピタを張る。その間も「ごめんな」って優しい手つきで頬をさする……やめていただきたい…先輩のオデコにはガーゼが張られていて前髪で必死に隠したようだ







立「俺はこれから仕事にでるから、Aはここで待っていてくれ」





『…え、わたしは…』





立「行かせる訳ないだろう？！そもそももう警察官はやめてくれ。危険な目にあう可能性があることも全部だ。……今回の大事件、お前が絡んでるって聞いて気が気じゃなかったんだ…すぐに現場に向かったがお前は危険の中。また、俺はAを失うなんて、考えただけでも発狂しそうだ…！！」







『…………』





立「なぁ、俺の気持ちわかるだろう？？目の前で、大切な人が居なくなるなんて二度も経験したくないんだよ」








『それでもわたしは帰りません。でも、先輩が仕事行ってる間考えます…だから、もう少し自由にしてくれませんか？その、トイレとか…どうすればいいっすか…』






立「あぁ！そうだ忘れるところだった！コレはこっちに付け替えるから、この部屋内は好きに使ってくれ。トイレは、悪いけどこれを使ってくれ」






『エッ、これ……？！』

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