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じゃら…
寝返りを打とうとするも体が動かない。それに金属音が聞こえ手足に違和感を感じ目を開ける。
『え、えぇ…ナニコレ…』
両手両足に手錠をかけられそれがベッドの四隅に固定されている。ざっと見た所知らない場所だ…少し薄暗いが普通の部屋、って感じ
『どうしてこうなった…?』
最後の記憶は東都水族館にて萩原と別れた所だ。この部屋に自ら来た記憶なんてものはない……とすると、誰かに連れてこられたしか考えられない。
『(わたしみたいなのを誘拐する物好きなんて…)』
立「おはようA。気分はどうだい?」
立花先輩…コイツしかいない
『こんな事されて気分良いと思います??』
立「ハハ、だよなぁ〜。だけどお前が帰るって言うまで外すつもりはないぞ」
『またその話ですか?わたしは帰るつもりありません。こんな事しても無駄です』
立「…俺はお前の為に、命張ってきたんだぞ」
先輩の声色が変わる
『それは本当にありがとうございます…でも、わたしは頼んでません』
一歩、一歩近づいてくる先輩の表情は薄暗くてよく見えない。
立「なぁ、教えてくれよ。なんでこの世界に執着するんだ?」
『それは……言えません』
立「……アイツら…あの同期とか言う男達のせいか?ーーーーーーアイツらを消せば、いいのか?」
『!! アイツらになんかしたら許さない…!』
立「ハッハッハ!!そうか!じゃあどうする?帰るだろ?俺と一緒に…なぁ?!」
ドガッ、とベッドに上がりわたしに馬乗りになる先輩はわたしの顔を掴む。普通に痛いんだけど…だけどどうすることもできなくてされるがままだ
『絶対に帰らない。まだやらなきゃいけないこともたくさんある!わたしはまだこの世界で生きる!ーーーーーーー、痛ッ?!』
思いっきり平手打ちされたんだけど…!え、痛い…。叩かれた左頬がジンジンする
立「頼むから言ってくれよ…俺はもうお前が居ないと、生きていけないんだ」
『先輩…』
立「A……」
強く叩いたと思ったら、今度は熱の籠った目をわたしに向ける。マズイ、これはマズイ…!
『〜〜〜〜〜〜ッ、やめて!!!』
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(・(ェ)・)くま(プロフ) - 明里香さん» 明里香様♡ コメントありがとうございます!!訂正させていただきました。読んでいただき感謝ですm(_ _"m)ご指摘助かります…! (2022年9月17日 22時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 107話、出来したじゃなくて、でかしたです。 (2022年9月17日 19時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - にゃーちゃんさん» にゃーちゃん様♡ 2番目のコメントありがとうございます!!!どんな順番だろうがコメント嬉しいです…(泣)亀更新すぎて申し訳ないです…頑張ります!!(^^♪ (2022年8月7日 1時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - くっ、初コメは取られたが2コメは頂きます!(何の張り合いだ)とても面白いです!更新頑張って下さい!楽しみにしてます!でも、お体にはお気をつけて…!! (2022年7月31日 20時) (レス) id: e862c91e4d (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - 仮面の少女さん» 文面に見覚えが…?!と思ったらやっぱりホワイトさんでしたか!!コメントありがとうございます(´;ω;`)ゆっくりですが頑張ります!m(__)m (2022年7月21日 23時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:(・(ェ)・)くま | 作成日時:2022年7月17日 23時