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「おい！！」
『ど、どうしよううぅ』
式神と呼ばれた伏黒くんのわんちゃん達は消えてしまった。そしてそのまま外へ飛ばされてしまい、私は伏黒くんを追いかける悠仁にくっついて後を追った。
『ひぇぇすごい脚力…！ちゃんと着地してよ？！』
「当たり前！しっかり掴まってろよ…おりゃっ」
着地間際、落ちる重力を味方につけて悠仁はそのまま呪いを殴った。
「大丈夫か？」
「逃げろつったろ」
「言ってる場合か。今帰ったら夢見悪ぃだろ」
『だ、大丈夫…？血が…』
「このくらい大丈夫だ」
『よ、くないでしょ…えーっと、なにか策は…』
さっきみたいに記憶を探る。−−−−−あ、これかな…？
『反転術式………
手を伏黒くんの頭に当てる。ぽわーっと優しく光ったそこは、もう怪我なんてなくなっていた。
「……！？反転術式、だと…？！アンタなんでそれを！！」
「ツッ…！！」
『うわぁ悠仁が飛んできた！！大丈夫？！』
「呪いは呪いでしか祓えない」
「早く言ってくんない？」
「何度も逃げろつったろ…今はあの二人抱えて逃げられんのはオマエだけだ。さっさとしろ。このままだと全員死ぬぞ。呪力のねぇオマエが居ても意味ねーんだよ」
伏黒くんがそう言い放つ。確かに呪いでしか倒せないなら悠仁は邪魔なだけだろう。…そして私は何故かその力がある、っぽい…
「なんだ、あるじゃん全員助かる方法」
「あ？」
『え？』
「俺にジュリョクがあればいいんだろ？」
「…なっ」
『ぅぇえええ？！』
「馬鹿！！やめろ！！」
伏黒くんの叫びも虚しく、夜の帳に消えてった。
悠仁はゴクン、とあの気持ち悪い指を飲み込んだ。
指を飲み込んだ悠仁ごと取り込もうと近づく呪い。
伏黒くんは驚きを隠せずただ立ち尽くす。
私はただ見てるだけ。
ズウウウウン…！！
呪いは、一瞬で消え去った
『ゆ、うじ…？？』
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垢なし - 12 反転術式を他人に使えるのは乙骨先輩と家入しょうこパイセンだから2人だと思います！。…細くてすいません！。 (2021年4月12日 18時) (
レス) id: 5f562d56d2 (このIDを非表示/違反報告)
(･(ｪ)･)くま(プロフ) - 雪音さん» お返事遅くなりすみません！コメント有難うございます！嬉しいです…頑張ります＾＾ (2021年3月15日 3時) (レス) id: 62256bae98 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - 続編楽しみです。主人公ちゃん好きです♪ (2021年3月11日 13時) (レス) id: 54fed18210 (このIDを非表示/違反報告)
(･(ｪ)･)くま(プロフ) - 奏さん» ご指摘ありがとうございます！！訂正させて頂きました！ (2021年3月10日 21時) (レス) id: fe15d3a2a3 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 17話の次が19話になってますよー (2021年3月10日 21時) (レス) id: 9ee6899c37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(･(ｪ)･)くま | 作成日時：2021年3月9日 0時
