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『
頭に浮かんだ言葉、とっさにそれを唱える。斬よりも強い攻撃。三本の刃が飛び出し呪霊を切り刻む。だけど…腕や足が胴体とバラバラになったのに、あっという間に再生した
『!!!な、なんで』
「ヒヒィッニク、クレ、ウマソ」
同じような言葉しか言わない呪霊。−−−−−私じゃ、勝てない…?
ザシュッ
『…………あ、痛…ッ』
間一髪のところで避ける。だけど呪霊の攻撃が掠ってしまい腕と足から血が流れる。避けてなかったら手足無くなってたんじゃ…でも、血は止まらずだらだらと流れる。
『(どうしよう、死ぬ、もう駄目だ…絶対勝てない…)』
ドクドクと心臓が、ズキズキと脳が危険信号を発してくる。わかってる…逃げなきゃ。だけどどうしても足がすくんで動けない…!!
思考がままらない状態で呪霊と睨めっこ。先に動いたのは呪霊だったけど、私と呪霊の間に誰かが入ってきて、呪霊の体を切り刻んだ。
「助けにきたよ〜〜A」
『っ…五条、先生』
「あれ、思ったより重症?大丈夫?」
『はっ…はは、みっともないなぁ私』
あれだけ私は強いなんて豪語しちゃって。
今まで倒せたのは低級だから…………私はただ弱いだけ。
「んー、とりあえず自己治癒しな?血ぃ無くなるよ」
そう言われ、そうだ私治せるんだって気付いた。どんだけテンパってたんだ…反転術式、治癒を自分にかける。先生は「マジで使えるんだ、反転術式」なんてしみじみ。
『先生、なにそれ…』
倒した呪霊から何かを取り出す五条先生
「んー、これ?…両面宿儺の指だねぇ」
『!!悠仁が、食べたやつ…?』
「そー。この呪霊、階級は特級相当だね。ただ指を取り込んで直ぐだったからまだそこまで力を発揮できていなかったんだと思うよ」
生きててよかったね。と付け足した先生は座り込んでた私の腕を掴んで立たせる。
『五条先生、中に…友達の彼氏が…』
「彼の処理は僕たち呪術師が任せられてるよ。なるべく外部に漏れないようにしなきゃいけないからね…」
『私のせいですか?』
「ん?」
『私が呪霊を引き付けやすいから、友達がこんな目にあったんですか…?』
折角第二の人生楽しもうと思っていたのに、あんまりじゃない?私なにか悪い事でもしたかなぁ…
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垢なし - 12 反転術式を他人に使えるのは乙骨先輩と家入しょうこパイセンだから2人だと思います!。…細くてすいません!。 (2021年4月12日 18時) (レス) id: 5f562d56d2 (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - 雪音さん» お返事遅くなりすみません!コメント有難うございます!嬉しいです…頑張ります^^ (2021年3月15日 3時) (レス) id: 62256bae98 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - 続編楽しみです。主人公ちゃん好きです♪ (2021年3月11日 13時) (レス) id: 54fed18210 (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - 奏さん» ご指摘ありがとうございます!!訂正させて頂きました! (2021年3月10日 21時) (レス) id: fe15d3a2a3 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 17話の次が19話になってますよー (2021年3月10日 21時) (レス) id: 9ee6899c37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:(・(ェ)・)くま | 作成日時:2021年3月9日 0時