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「久しぶりだね、A」




『そっすねー、軽く一週間ぶりくらい?』





あれ程執拗いくらい付き纏ってきた五条先生はあの電話以来一週間、顔も見せなかった。…来るなといったのは私なんだけども、毎日会ってたからまぁ何となく暇ではあった。






『今日はなんの用』



「Aに教えてあげようと思って」






『何を?』






「キミの体質の事、だよ」






『???』




「自宅に呪霊が出たあの日以降なにか変わった事はなかったかい?」





『変わった事…』






思い当たる節は一つ。私はゴクリ、生唾を飲み込んだ。






『呪霊が、寄ってくる…』



「せいかーい!!」






あの日、自宅で呪霊を祓った日から最低でも一日一体は私に近付いてくる呪霊がいる。どうにか人目のつかないところで祓ってはいるけど、あれか?私がフラグをたてたのがいけなかったのか??







「Aはね、呪霊を引き付けやすい体質なんだ。普段は家族に守られているから大丈夫なんだろう。一人の時は僕が居たし。…でも一人になった今、キミはその微力な能力で守りきれるかい?自分自身も家族も」







『私ちゃんと祓えてるでしょ』





「それは呪霊が低級だからだよ」






いつもの巫山戯た喋り方ではない。凄く真剣な眼差しで私をじーっと見る五条先生。






「術師にも呪霊にも階級がある。一番上は特級、一番下はキミが祓ってきた数字すらつかない低級。その程度の能力で満足してたって何も出来やしないさ」





『でも、私は家族の元を離れたくない!!もう関わらないでって言ったでしょう!!』









そう言い捨てて全力で走る。ーーー私は今まで愛なんて知らなかったから、家族の暖かさなんて初めてだもん。こんな幸せで平穏な日常を手放せない。








『ただいま!!!!!』





「おかえりー!…随分息上がってるね?ダイエットでもしてんの?」




『はは、そんなとこ!走ってきたから疲れちゃった〜』




「そうだ、パパ帰ってきたわよ!お土産にケーキもあるから早く来なさい」




『……!!父上ラブ!!』









ほら、こんな暖かい所、抜け出せるわけないじゃない。

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垢なし - 12 反転術式を他人に使えるのは乙骨先輩と家入しょうこパイセンだから2人だと思います!。…細くてすいません!。 (2021年4月12日 18時) (レス) id: 5f562d56d2 (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - 雪音さん» お返事遅くなりすみません!コメント有難うございます!嬉しいです…頑張ります^^ (2021年3月15日 3時) (レス) id: 62256bae98 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - 続編楽しみです。主人公ちゃん好きです♪ (2021年3月11日 13時) (レス) id: 54fed18210 (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - 奏さん» ご指摘ありがとうございます!!訂正させて頂きました! (2021年3月10日 21時) (レス) id: fe15d3a2a3 (このIDを非表示/違反報告)
- 17話の次が19話になってますよー (2021年3月10日 21時) (レス) id: 9ee6899c37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:(・(ェ)・)くま | 作成日時:2021年3月9日 0時

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