【呪術廻戦】イケメンに脅されています【五条悟】

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「でさぁ！！悠仁、初っ端から呪骸にボコされてて笑ったよねー。それに２本目の宿儺の指も無事取り込んだよー」






『あのー営業妨害ですか？？』




「まっさか！！キミに悠仁の情報をいち早く知らせてあげようと思ってね」




『そういうのはいつか本人に会った時に思い出話として聞くんでいいです。有難迷惑ー』



「……そのいつかが必ず来るなんて思っちゃダメだよ」





『…………』








あれから、毎日と言っていいほど五条先生は私の目の前に現れる。それは学校の帰り道だったり、今みたいにバイト先だったり。




夜、寝ようと思ってリビングから自室に行ったときに部屋に侵入されて居た時はマジでキレた。本気で警察に電話しようとしたら本気で止められた。






『(そんな事、わかってるし…)』





私自身、あの時死ぬなんて思っていなかったもんな…。あの世界で死んだこと、特に悔やむことはない。社畜してたし趣味なんてなかった。友達とも長い事疎遠だったし恋人なんて何年も居なかった。両親とも高校卒業して上京してからほとんど会っていない。私が死んだあとの世界がどうなっていたかは少し気になるかもしれないが、まぁ後悔したりすることは無いな。






『大切なもの、かぁ…』





あれからちょくちょく考えるようになった。





友達、家族…この世界の私はとても愛されてると思う。この体になって期間が浅いから不確かではあるけど、きっと大事だ。そんな人達になにかあったら私はどうなるんだろう






「…………んじゃ、今日は帰るかなぁ。マスターお会計ね」


「はいよぉ」






「A、またね」



『……もう来なくていいです』



「ははっ、つれないなぁ」









呪霊が蠢く世界で、自由に、平和に、ゆったりと過ごす事なんてできるのだろうか。

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