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母はお茶請けが無い！と慌てて買いに出かけた。
「そ。恵や僕…呪力の持つ者である僕たちは呪術師として、呪いを祓う仕事をしているんだ。アレを放っておけばまた誰かが呪われてしまう。そうなる前に祓っていくんだよ」
『私に、それをやれと…？』
「そうだ。呪術師になるための専門の高校がある。そこに来て悠仁や恵たちと学んでほしんだ」
『悠仁も、行くの？』
「あぁ、そうだ。僕が担任の先生だよ」
『そっ、かぁ…先生、すみませんがお断りします』
「そっかそっか、出発は今日の―――…今、なんて？」
『ですから、私ここを離れません。その専門の学校には行かないし、呪術師にもなりません』
「は？？なんで？！」
『なん、で…？そんなの平穏な日々を送りたいから！あんな化け物と戦ってたら命がいくつあっても足りない…私はこの人生、ゆっくり過ごしたいに決まっている！！』
悠仁とサヨナラしてさっぱりとした。心配もあるし、もちろん寂しいけど。いずれ就職やら進学で離れ離れになるんだ。それがだいぶ早まっただけ、そう思えばなんともない。また会える。
豪語して先生を見る。何が面白いのかケラケラと笑っている
「はは〜残念だけどそれは無理かなぁ！！｣
『は？！なんで？！』
「あのねぇ、キミ、反転術式が使えるんだって？」
『は？なにそれ−−−−…あ、』
そう言えば、伏黒くんの怪我を治した時にそんな事を言った気がする。
「反転術式を使える術師ってかーなり少ないんだよね。ましてや他人の治癒もできるなんてもっての外。僕は最強だけど出来ないし、出来る人間は二人しか知らない。」
『へ、ぇ…さいですか』
「これはとても重要な事なんだよ。それにもしかしたらキミの力を悪用しようとする輩が狙ってくるかもねぇ？」
『脅しですか？卑怯だな』
「はぁ〜…ま、考えてみてよ。キミの力は特級レベル。大切なモノを守りたければ力をつけるしか無いんだから」
『………そうですね。考えるだけはタダなので。』
「はは、じゃあまた来るよ。お母さんに挨拶しておいてね、じゃ！」
長い足でさっさと家を出て行った五条先生。
『大事なモノ、ねぇ…』
私にとっての大事、ってなんだろう。
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垢なし - 12 反転術式を他人に使えるのは乙骨先輩と家入しょうこパイセンだから2人だと思います！。…細くてすいません！。 (2021年4月12日 18時) (
レス) id: 5f562d56d2 (このIDを非表示/違反報告)
(･(ｪ)･)くま(プロフ) - 雪音さん» お返事遅くなりすみません！コメント有難うございます！嬉しいです…頑張ります＾＾ (2021年3月15日 3時) (レス) id: 62256bae98 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - 続編楽しみです。主人公ちゃん好きです♪ (2021年3月11日 13時) (レス) id: 54fed18210 (このIDを非表示/違反報告)
(･(ｪ)･)くま(プロフ) - 奏さん» ご指摘ありがとうございます！！訂正させて頂きました！ (2021年3月10日 21時) (レス) id: fe15d3a2a3 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 17話の次が19話になってますよー (2021年3月10日 21時) (レス) id: 9ee6899c37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(･(ｪ)･)くま | 作成日時：2021年3月9日 0時
