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「来る気なかったんだけどさ、さすがに特級呪物が行方不明となると上が五月蠅くてね。観光がてらはせ参じたってわけ」
伏黒くんに携帯のカメラを向けパシャパシャ撮る先生。どういう状況?とはこちらが聞きたい
「で、見つかった?」
「…………」
「あのー、ごめん俺それ食べちゃった」
「…マジ?」
「『マジ』」
前が見えてるのか分からないが先生と呼ばれた男はぐいっと悠仁に顔を近づけて観察する。問診の様な質問をした後に「宿儺と代われるかい?」と問いかけた。
「多分できるけど」
「じゃあ10秒だ。10秒経ったら戻っておいで」
「でも…」
「大丈夫。僕最強だから」
『ッさい、きょう…』
これから悠仁の身体と戦う、わけだよね…どうか、どうか、
「恵、これ持ってて。あ、そこのキミは危ないから恵と一緒にいてね〜」
「これは?」
「喜久福」
『喜久福』
「そ。僕のオススメずんだ生クリーム味だよ〜」
『そこまで聞いてないわ』
伏黒くんと呆気にとられているといつの間にか戦いは始まっていた。
…………10秒って、こんなに長かったっけ???
『目が、目がぁぁぁあ』
二人のスピードが速すぎて目がオワタ。もうこれ次元が違う。
「おっ、大丈夫だった?」
10秒が経った。いつもの悠仁に戻った。
『すご…』
「驚いた。本当に制御できてるよ」
「でもちょっとうるせーんだよな」
「それで済んでるのが奇跡だよ」
五条先生は悠仁のおでこに指をあてる。そしてそのまま倒れこむかのように気を失った悠仁を抱え先生と伏黒くんで話が進む
待って。悠仁をどうするの…?
「死なせたくありません。私情です。なんとかしてください」
「クックック、可愛い生徒の頼みだ。任せなさい。…キミ、大丈夫だから呪力を抑えなさい」
『そんなの信じられるわけない。悠仁を返せ』
「なになに?恋人?」
『大事な友達』
「あのねぇ、一から説明してる時間はないから単刀直入に言うけど、もう虎杖悠仁は今までとは違う。もはや人間ではない。このまま放っておけば強ーい呪術師がこの
あぁ、私はもう悠仁と今まで通り過ごすことが出来ないんだ…
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垢なし - 12 反転術式を他人に使えるのは乙骨先輩と家入しょうこパイセンだから2人だと思います!。…細くてすいません!。 (2021年4月12日 18時) (レス) id: 5f562d56d2 (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - 雪音さん» お返事遅くなりすみません!コメント有難うございます!嬉しいです…頑張ります^^ (2021年3月15日 3時) (レス) id: 62256bae98 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - 続編楽しみです。主人公ちゃん好きです♪ (2021年3月11日 13時) (レス) id: 54fed18210 (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - 奏さん» ご指摘ありがとうございます!!訂正させて頂きました! (2021年3月10日 21時) (レス) id: fe15d3a2a3 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 17話の次が19話になってますよー (2021年3月10日 21時) (レス) id: 9ee6899c37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:(・(ェ)・)くま | 作成日時:2021年3月9日 0時