【名探偵コナン】元FBI捜査官、日本で色々大変だってさ【男主】

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元「なんかよぉ、近くで見ると角ってより…」


光「穴ボコだらけの岩ですね…」



コ「海水でかなり削られてるみてーだな」




『んー、でもここから見る夕陽の方が綺麗じゃない？』





思ってたのと違う、みたいな表情をしているから俺がそう言うと子供達の顔はぱあっと明るくなった。




歩「ホントだ！ねぇ、夕陽が沈んじゃう前にみんなで写真撮ろうよ！」




沖「じゃあ僕の携帯で良ければ…」




『端っこ行きすぎて落ちんなよー』






子供達がいい感じに並び夕陽を背にシャッターを切った赤井は撮り終わったと思ったらすぐに灰原哀に近寄って行く。元々人見知りなのか、警戒しているのか…沖矢昴を避けているっぽい灰原哀はその行動に肩を強ばらせた





『なにしてんの』



沖「いや…君の後ろの岩、何か文字が…」



哀「え？」



コ「サバ、コイ、タイ、ヒラメ？」



『(わりと新しい文字だな…)』





元「おい、なんかこっちに挟まってるぞ！」


コ「何？！」


光「ダイビングで足につけるフィンですね…」


『フィン？』





そこにはフィンが片足挟まっていた。これも新しい物に見える…片足だけ置いていくような事、するか？バランス悪くて泳げなくなるだろうし、壊れている感じもしない。





『…まさか』


コ「ッ！！」




誰かこの一角岩に居るんじゃないか？って思った時にはもうすでにコナンは走り出していた。












『コナン！！』



コ「……Aさん、この人…」



『ダイバーか…もう亡くなってるな』



コ「うん…」





コナンを追いかけた先に居たのは一見寝ているように見えるダイバーの格好をした女性で…脈を確認するともう既に止まっていた。








哀「きっとダイビング中にトラブルで泳げなくなり、ここに辿り着いたけど誰にも発見されなかったのね…」



光「ここは誰も近付きませんから…」



元「みんなでこの人船まで運ぼうぜ！」



歩「うん…このままじゃ可哀想だよ…」





『…駄目だ』



歩「え？」





沖「Aさんの言う通りです。死体を動かすのは警察がここに到着してからです」



光「警察！？じゃ、じゃあこの人まさか…」



コ「わざと置き去りにされたかもしれねぇな…見ろよこのレギュレーターの口…汚れてねーだろ？」




『この女性は口紅つけてるから、普通だったら付いてるよね』




コ「うん。すり替えられたんじゃないな…恐らく、この数時間の間にここに立ち寄った犯人にな！」

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