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「あら…私の事は調べ尽くしたんじゃなくて?」
ブロンドの髪を靡かせた美女は、音も気配もなく背後から近づいてきた
『あの…どなたか別の方と人違いされてません?俺、貴方みたいな美人な人知らないですよ?』
「へぇ?中々いい顔じゃないアナタ。どう?この後一杯付き合ってくれないかしら?」
カチャ…と腹の辺りに当てられた物騒なモノは"断る事は許さない"と主張してくる。どうやらベルモットは……俺と飲みたいらしい
『一杯だけにしてくださいよ?』
ベ「さぁ?それはアナタ次第かしら」
『(まさか接触してくるなんて…)』
人気の少ない場所だけど、こんな所で発砲されては大事件だ。それにまだ死ぬつもりは無いし…大人しく従っておいた方がいいだろう
ベ「マスター、私はいつものでこの子犬ちゃんには…そうね、バーボネラをお願いしようかしら」
「かしこまりました」
ベルモットに連れてこられたのは風変わりな見た目のBARだった。パッと見は店だと思えないボロいビルの地下にあるんだが、中は高級感溢れる趣のあるBAR。行きつけなのかそう注文するとカウンターに並んで座るベルモットは足を組み俺を舐めるように見る
『バーボネラだなんて、悪趣味ですねぇ』
ベ「カクテル言葉としては丁度いいんじゃない?ーーー野心家。アナタにピッタリよ」
『ベルモットとバーボン…それにキュラソーでしたっけ?これは二日酔い確定ですね』
ベ「一度会ってみたかったのよ。バーボンのお気に入りの
『性悪は嫌いですか?』
ベ「ひねくれてる方が私は好きよ?」
『そう…じゃあ良かったです性格悪くて』
一発触発とも思われる会話を進めながら2杯、3杯とベルモットが勝手にオーダーした酒を飲まされる。何が楽しいのかクスクス笑ってるベルモットは一向に悪意を見せない。何のために連れてこられたの俺は
ベ「アナタお酒強いのね?」
『そこらの人に比べれば…でもそろそろ度数高いのばっかりやめて欲しいんですけど…』
ベ「そう言われると飲ませたくなるわねぇ…マスター、ニコラシカを」
『鬼かよ』
出されたグラスには可愛らしくレモンスライスが乗せられている。それを口に含んで一気にブランデーを飲み干せば、また彼女はクスクス笑う
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(・(ェ)・)くま(プロフ) - はにゃ?さん» はにゃ?様♡コメントありがとうございます!ゆっくりですが更新頑張りますね♪応援嬉しいです><♡ (2023年2月22日 0時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
はにゃ? - 更新ありがとうございます。これからも応援しています。 (2023年2月15日 3時) (レス) @page24 id: ef6fdebb20 (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - やっちさん» やっち様♡コメントありがとうございます!まさか私が被害に合うとは思ってなかったので驚きました…(;´・ω・)解決できたので良かったですが無断転載は悪ですね(-_-;)温かいお言葉ありがとうございます♡ (2023年1月20日 23時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - 朱さん» 朱様♡コメント頂けると本当に励みになるんです(*ノωノ)ありがとうございます♡ (2023年1月20日 23時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - まみこさん» まみこ様♡降谷さんがTwitterを投稿してる風の作品です^^面白かったです><♡ 盗作や無断転載は悪質ですよね…ちゃんと許可得ていればいいんですが…(;´・ω・) (2023年1月20日 23時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くま(´・(エ)・`) | 作成日時:2023年1月9日 3時