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安室side
安「なに、やってるんだ僕は…」
行為後に寝てしまったAさんの陰部を丁寧に拭き取り傷の手当もして部屋を出た。そのままズルズルと座り込んだ僕は頭を抱え自分の下半身を見つめる
安「(興奮してしまっただなんて…)」
いつも掴めないような雰囲気を出してるAさんが素直に僕の言うことを聞いて、僕の手によって快楽に身を捩る姿がなんかすごく…刺さった。自由気ままな子犬が懐いてくれたような、そんな気がしたんだ
「クゥン?」
安「あ、ごめんハロ。びっくりさせたか…?ご飯今あげるね」
心配そうに寄ってきたハロをひと撫でしてから餌をやり少し熱めのシャワーを浴びる。先程のAさんの顔を思い出すと反り立つ自身にため息を吐きこっそり処理してしまった…なんで、こんなに反応してしまうのか…。
安「(まさか…)」
Aさんの事を…?いやいやまさか。恋愛に性別なんて関係ないとは思っているが僕は今まで男性を好きになった事はない。それに恋愛なんてしてる暇なんて無いしする予定もないじゃないか。僕の恋人はこの日本だ
安「(観察対象だから興味がわいただけ。欲求不満だったからこうなっただけ…)」
自分に言い聞かせるようにシャワーを頭から被り風呂を後にした。
ーーー
安「(あ…)」
ソファに横になって眠ろうとしたけど中々寝付けなくて朝になった。ハロの散歩がてら朝のトレーニングを済ませ帰宅すると玄関から見えるリビングのソファにAさんの寝癖のついた後ろ姿が見えて心臓が少しうるさくなった
『あ、おかえり〜』
安「え、っと…ただいま…?」
『はは、なんか面白いね。安室さんを出迎えちゃった』
安「調子はどうですか?」
昨夜の事を気にしているのは僕だけみたいで、Aさんは至っていつも通りだ。それがなんか少しムカつくんだけど…変に気を使われるのも嫌だからまぁ良い
『安室さんのおかげで超スッキリだよ。ベッド使っちゃってごめんね?』
安「いえ、よかったです……朝ごはん、食べますか?」
『え!いいんすか?じゃあお願いします』
安「シャワーで良ければ使ってください。着替えもありますし」
『じゃあそうしよっかなぁ。ありがとう』
Aさんはそう言って笑うと浴室へ向かった。ふぅ、と息を吐くと緊張が解れる気がして苦笑いする
安「(気にしてるのは僕の方か)」
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(・(ェ)・)くま(プロフ) - mikittyさん» mikitty様♡コメントありがとうございます!!更新お待たせしましたm(__)mこれからも温かい目で見てやってください♡ (2023年1月9日 3時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 更新嬉しいです!ありがとうございます! (2023年1月4日 0時) (レス) @page41 id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - はやてさん» はやて様♡お返事遅くなりましたm(__)m嬉しいお言葉本当にありがとうございます…!!頑張りますのでこれからもよろしくお願いします(*^-^*) (2022年12月17日 6時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
はやて - はじめまして、小説読ませていただきました…とても設定・文章好きです…今まで読んだ小説とは雰囲気が違って、繰り返し読みたくなります。更新頑張ってください! (2022年12月5日 15時) (レス) @page18 id: d578c60413 (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - ( ・´ー・`)どやwさん» ( ・´ー・`)どやw様♡コメントありがとうございます!好き…めっちゃ嬉しいお言葉です(´;ω;`)くま、可愛いですよね(・(ェ)・)どやさんの顔もかわいい…(告白返し)更新頑張りますので応援お願いしますッ^^ (2022年12月5日 0時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:(・(ェ)・)くま | 作成日時:2022年12月1日 1時