【名探偵コナン】元FBI捜査官、日本に帰るってさ【男主】

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蘭｢セミとか、ツバメとか…あとは空を飛びそうにない生き物に似せたのもあったよね？｣



『！』

沖｢！｣





そのアドバイスを聞いて完成したのはイカの形をした紙飛行機。そこに同じように丸と欠けた丸を書き足して完成した。






『べ、だな』



園｢その3つの丸って"べ"って意味なの？｣



沖｢ええ、恐らくは…｣



蘭｢でも、なんでそれだけ…｣




沖｢この形を見ても分かりませんか？｣



蘭｢形って…｣

園｢イカ？｣




『つまり、べとイカを合わせて米花って事。ダジャレだね〜』




沖｢あとは米花町の何処か、ですが…携帯電話の基地局のアンテナは高いところでは繋がりにくい…米花町には高層ホテルと高層マンションがありますが、ベッドメイク等で部屋に部外者が出入りするホテルは監 禁しにくい事を踏まえると…恐らく米花タワーマンションだと｣






『あ、蘭ちゃん電話鳴ってるよ』




蘭｢あ、ホントだ…もしもし？え、うんーーーーぇえ？！｣





それから蘭ちゃんは少し話し込んだ後に家を飛び出して行った。きっと新一くんとやらも事件を解いて現場に向かったんだろう。こちらとしては警察に連絡をしておきたい所だけど…




園｢警察に連絡するの昴さんに任せて蘭と行ってもいい？暗号説明するの大変そうだし…｣




沖｢いや、通報するのは警察に面識のある君の方が適任かと…それに現場は彼女と彼に委ねましょう……推理好きの金一くんに、ね｣





園｢ええ〜？もう、わかりましたよ！Aさんすみません、スイーツはまた後日で〜〜！！｣




『はーい、気をつけてねー』









俺の考え通りだと犯人は単独犯だろうから、仮に現場に突入しちゃっても大丈夫だろうし、この沖矢昴が現場は任せると言ったんだから俺も行かなくても問題ないだろう。スイーツは惜しいがそれ以上の収穫があるんだからこの機会を逃す訳にはいかねーしな。







沖｢では、Aさんもお疲れ様でした｣




『えー？俺帰るなんて一言も言ってないけど』




沖｢留まる理由でも？｣




『だって約束してたスイーツビュッフェは後日になっちゃったし、俺すげー疲れてるし、もう一杯くらい飲まないと駄々こねちゃうよ？』





沖｢それは私には関係ないと思いますが｣





『つれないこと言うねぇ…。あ、ほら、さっきの社長保護されたってよ。祝杯でもあげちゃう？そこの棚、お酒だらけだしさ〜』





沖｢……はぁ、一杯飲んだら帰ってくださいね｣

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