【名探偵コナン】元FBI捜査官、日本に帰るってさ【男主】

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『そろそろ来るかなぁ』




先回りに成功し、俺は待機する。コナンは正規ルートで来てるんだろうけど、あっちこっち飛び回ればあっという間についた。




『おー、きたきた』




「「うわぁぁぁ！！！」」





コナン達は車にロープのようなものでしがみつき後を追ってきたようで、車が止まった勢いでそのまま突っ込んで行った





『大丈夫か？』



コ「うん、なんとか…それより歩美ちゃんは？！」




「あ、さっきのガキ共…」




『ちょっとトランク開けてもらっていいっすか』




「あ？あぁ…」





怪しげなサングラスを掛けた男はトランクを開ける。中の歩美ちゃんとバッチリ目があって、「きゃぁぁぁあ！！」と本日二回目の悲鳴…。多分この男たち、悪い奴らじゃなくてーーー






歩「いやぁー！殺さないでー！！」




コ「Aさん！！歩美！！伏せろー！！！」




『え？ーーーッ、あぶね！！』





その声に振り返ると豪速球で何かが飛んでくる。慌てて避けるとそれは歩美ちゃんをトランクから出そうと抱えてる男にぶつかりそのまま気絶した…。コナンを見ると綺麗なキックフォームでしてやったり顔をしている。コナンがあの蹴りを？どう考えても小一の力じゃない…シンプルに怖い…






『コ、コナン…多分こいつら…』




コ「観念しろ少女誘拐殺人犯！！」



「さ、殺人犯？！」




倒れた男を心配そうに駆け寄ってきたもう一人の男はコナンの言葉を聞いて唖然とする。そう言えばそんなニュースがあったような…コナンは勘違いしたんだろうな。ここは帝丹大学の目の前…それに学園祭、と堂々と看板が掲げられている。




「バ、バカ！よく見ろ！札束は新聞、首は作り物！みんな小道具だよ！！ーー俺たちゃこれからこの学園祭で芝居をやるんだ！！」




『てかその殺人犯、捕まったってネットニュースになってたぞ』



コ「そ、そりゃよかった……ってAさんコイツらが犯人じゃないって気付いてたの？！」




『さっきトランクの中見た時にすぐ偽物だって気付いたよ…止めようとしたのにお前が暴走するから』




コ「ゴ、ゴメンナサイ…」




元「でも歩美、無事でよかったな！！」

光「ホントですよ！心配したんですからねぇ〜！」




歩「うん…！コナン君、Aお兄さん…それに元太君も光彦君もありがとう！！」








その後すぐに気を取り戻した男に詫びを入れ、謝礼がてらチケットを買って劇を鑑賞した





『(意外と面白いな…)』

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