【名探偵コナン】元FBI捜査官、日本に帰るってさ【男主】

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『よくわかんねーけど、わかったよ…そういう事があってもおかしくない組織だもんな…。じゃ、じゃあその子はどこに住んでるんだ？！』





赤「とりあえず、今日はここまでだ。」




『は？』




赤「明日は朝早く行動しなくてはならないのでね…。悪いが俺はもう寝るぞ」




『待て待て、ここまで話しておいてそれはねーだろ！！』




赤「安心しろ。彼女には見張りをつけてある。俺だって彼女の妹を守る役割を担っているんだ…そこは甘く見ないでいただきたい。家まで送ってやろうか？なんなら泊まっていくか？」




『……いや、いい。帰るよ』







確かに、赤井に任せておけば大丈夫だろう。それくらい信頼できる相手だ。…今日は宮野志保が無事(？)に生きていることが確認できただけいいだろう





赤「帰るのか？」




『お前が帰れって言ったんだろ…』




赤「泊まっていけばいいじゃないか」




『ヤだよ。俺だって今日出かけてて疲れてんだ…お前の相手してる暇ねーし』




赤「全く、Aの魔性さには参るよ…振り回されてばっかりだ」




『……前の‘アレ’は慰めだろ』









以前、一度だけ赤井に縋ってしまった事がある。その前から薄々感じてはいたんだけど…赤井はきっと、いや多分俺に好意を向けている。その好意を利用したのは俺だし、今もこうやって俺のお願いに弱い赤井に付け入っている







赤「はは、それでいいと言ったのは俺だ。Aが俺を利用したければすればいいと。どんな関係でも俺はお前に頼ってもらえるだけで嬉しいんだ」





『……俺を甘やかしすぎ』





赤「それでいいんだ。俺はお前の逃げ場になりたいんだから…また何かあったら来い」




『前みたいに来るな、って言わないんだ？』




赤「変装も見抜かれた今、お前を拒む理由なんかないだろう？」





『はは、そうだな。じゃあまたな、赤井』




赤「あぁ、おやすみ」








玄関先で赤井と別れ深夜の街を歩く。こんな賑やかな街でもちゃんと星が見えてこの中のどっかに彼女がいるんじゃねーかな、って探してみたりして







『(絶対に組織を潰す。そんで妹も守ってみせるから…見ててね、明美さん)』








そう祈ってみると、一番星が一際輝いたように見えた。















『とりあえず詰めるとこ詰めていかねーとな』








あの子供達、それにコナン。少しでもいいから宮野志保の情報を集めないと






『(動きすぎも危ないから徐々に、だな)』

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