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『お邪魔しま「ワン!ワン!!」……うわぁかわいい…』
降谷の部屋へお邪魔すると言葉通り飛んできたハロ。尻尾を一生懸命振って足元に纏わりついてくる
降「こらハロ、やめなさい」
「クゥン…」
『ハロ、久しぶり!元気してたぁ?』
目線を合わせてわしゃわしゃと撫でてあげると元気に「ワン!」と鳴いた。すっごい小さい声で「羨ましい…」って聞こえた気がしたんだけど空耳だと思っていいかな?
『……降谷、撫でてほしいの?』
降「え!?あ、いや、そういうわけじゃ…」
『あはは!降谷が慌ててるの初めて見たかも!はいはい、いい子いい子〜』
降「…僕は犬じゃない…」
超多忙のトリプルフェイスだもんね。そりゃ誰かに褒めてもらいたいときだってあるだろう。年齢関係なく褒めれば伸びる人だっているだろうし?
『お風呂ありがとう…めっちゃいい匂いするぅ』
降「あるもので適当に作っただけだから」
『天才でしかない』
その後お風呂に行った降谷を待って、一緒にご飯を食べる。前に作ってもらった時もそうだけど、降谷の料理はどれも上品でとても美味しい。
『ご馳走様でした!やっぱどれも美味しいね』
降「はは、ありがとう。また作ってやるよ」
『あ、洗い物手伝う』
キッチンに二人並んで洗うと流すを分担する。その間も話題は耐えなくて、降谷はいい旦那になるんだろうなぁと思った
………そうだよね。みんなにはみんなの未来があって、わたしにもきっとあるのかもしれない。異世界から来たってことを忘れそうになるくらいわたしはこの世界に愛着が湧いている。
いつだか、少し考えた時があった。もしも元の世界に帰ることになったら、と。わたしの本体は元の世界にあって微かな命を灯している。仮に全員を救出することができて…死神からの任務を遂行できた時後、わたしはどうなるのだろうか。
死神の力によって元の世界に戻されるのか…そうなった場合、同期達と別れるのは凄く寂しいと思う。
降「A?どうした?」
心配そうにわたしの顔を覗き込む降谷
『なんでもない、大丈夫だよ』
後の事は、その時考えよう。今はこの目の前に居る男を救う、それだけを考えよう
降「眠いならベット行きな」
肩を叩かれ目を開ける。洗い物をした後にテレビを見てたんだけど、ウトウトしてしまったようだ…ねむい…
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あすっち - めちゃくちゃ面白くて何回も見てます、、、、、////////これからも頑張ってください! (2023年1月16日 0時) (レス) @page38 id: c04e4a05ef (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - 明里香さん» 明里香様♡本当に毎度すみません…!訂正しました!ありがとうございます^^ (2022年10月13日 10時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - miさん» mi様♡コメントありがとうございます!どうにか完結することができました♡読んでいただき本当に嬉しいです。まだまだ頑張りますので応援お願いします^^♪ (2022年10月13日 10時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 124話の降谷side、名前変換出来ていない箇所があります。 (2022年10月11日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - 完結おめでとうございます!いつも楽しく読ませて頂いてました!これからも頑張ってください!! (2022年10月9日 15時) (レス) @page33 id: 860db93b15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:(・(ェ)・)くま | 作成日時:2022年9月22日 15時