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『変な事を言うけど…死神、って名乗るモノが表れてね…わたしをこの世界に飛ばしたんだ』
伊「本当に、そんな事が……俺達を、救ってくれたのも何か意味があるのか?」
『その死神に頼まれたんだ。救ってほしい人がいるって…それがみんなだった。だからみんながどういう経緯で、どうなるか…事前に知っていたんだよ』
諸「知っていたから、と言っても簡単にそれをこなせる訳じゃない…オレたちを救う事がどれだけ大変だったか…本当にありがとう」
『っ、うん…』
あぁダメだ。涙腺が崩壊している。ヒロの優しい笑顔にまた涙が出てしまう。
萩「Aちゃんって案外泣き虫だったりする?もう俺たちに遠慮しないで全部曝け出しちゃいなよ♪」
そう言ってハンカチを差し出してくれる萩原の手はあちこち煤で汚れていた。みんなそうだ…あっちこっち黒くして、服も何もかもボロボロで…降谷に至ってはまだ応急処置しか施されていない様子だ。……は?いやいやそれはマズイだろ早く病院行け
『待って降谷…今更だけどアンタなにしてんの?!早く病院…!!』
降「あー、そうだった。Aの事に必死で気付かなかった」
伊「!!そうだ病院行かねぇと!!」
焦った班長は慌てて運転席に移動し車を走らせる。このまま警察病院行った方が早い!ってサイレン鳴らしながらかっ飛ばす
『降谷、ごめんね。目の前で居なくなるって言うのは…ちょっと酷すぎるよねぇ…』
降「ちょっとどころなわけないだろう…あれはもう一生僕のトラウマかな」
松「そのお陰でジンって奴はフルボッコで病院送りだ」
『それはそれでいいと思う』
ジン…アイツだけは許せねぇ
萩「でもホント、戻ってきてくれてよかったよ」
諸「きっとすぐに組織の大元を叩ける。そうすればオレは自由だし、一緒に出掛けられるね?」
『そうだね…!!どこに行こうか?!』
こんな他愛のない会話だって全部嬉しくて、きっとみんなと同じように緩んだ顔してるんだなぁと思う
萩「信じられねぇ」
松「体の作りおかしいんじゃねぇの?」
諸「ゼロの体がおかしくてよかったよ…」
伊「お前マジで絶対安静にしてろよ??」
警察病院に着いてすぐに緊急手術となった降谷は二発撃たれていた挙句にあと30分でも遅れていたら出血多量でヤバかったらしい…本当に感覚が無かったみたいだ
降「まさかここまでとはな…」
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あすっち - めちゃくちゃ面白くて何回も見てます、、、、、////////これからも頑張ってください! (2023年1月16日 0時) (レス) @page38 id: c04e4a05ef (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - 明里香さん» 明里香様♡本当に毎度すみません…!訂正しました!ありがとうございます^^ (2022年10月13日 10時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - miさん» mi様♡コメントありがとうございます!どうにか完結することができました♡読んでいただき本当に嬉しいです。まだまだ頑張りますので応援お願いします^^♪ (2022年10月13日 10時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 124話の降谷side、名前変換出来ていない箇所があります。 (2022年10月11日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - 完結おめでとうございます!いつも楽しく読ませて頂いてました!これからも頑張ってください!! (2022年10月9日 15時) (レス) @page33 id: 860db93b15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:(・(ェ)・)くま | 作成日時:2022年9月22日 15時