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『降谷!!!ーーーーーーーーッ、やめろ!!』
パイプを登った時に切れた掌の痛みなんて気にならない。落ちる寸前で座り込む降谷は血を流していて、まだ銃口を向けているジンに向かって走り出す
ジ「テメェ、戻ってきやがったか…!」
バンッ!!
『ッ、』
ジ「!!」
降「A…っ!」
左腕からダラダラ血が流れる
『もう、お終いだ』
ジ「クッ…ハハハ!!バーボン…こんな小娘に助けられるなんてザマァねぇな」
『うるさい!!抵抗するな!!』
わたしはジンに馬乗りになったまま押さえつける。だけど左腕に力が入らなくて、銃を構える右手が震える。ジンはわたしが飛びついたときに銃を落としたけれど、動かせる右手でわたしの首を絞める
『う、ぐ…ッ』
ジ「お前のせいだ…俺が、俺の野望がこんなところで尽きるなんてあっちゃならねぇ事だ…」
降「やめろ!!!ックソ、動け…ッ」
『おま、えのじんせー、ここッ……までだ』
バン!
震える右手で、ジンの右腕を撃つ。そしてすぐに近くにあったアンテナとジンの右腕を繋ぎ空気を大量に吸い込んだ
ジ「ッ!」
『ゲホッ、はぁ、はぁッ、大勢の人を、ッ不幸にしておいてなにが俺の野望だ……!!!そんな野望わたしがへし折ってやる!!!!お前なんか、一生刑務所で腐ってろ…ッ!!!』
ジ「…クソ…ッもう全部消してやる…」
『は…なに、を!?』
隙を見てジンは、何かのスイッチを入れた。その瞬間大きな爆発音と熱風と共に屋根が崩れーーーーーーーーー降谷が、落ちる
『は、離さないから…っ』
降「今すぐ離せ!!逃げろバカ!!」
瞬間、走り出し落ちる寸前の降谷の腕を掴む。その下は業火に飲まれ、建物が崩壊するのも時間の問題だろう
『何言ってんの!わたしは全員助けるんだからっ!』
グッ、と腕に力を入れ引き揚げようとするも大の男を一人でなんてたかが知れている。だけどどんなに無理をしてでも引き上げないと…
降「A、聞いてくれ。僕だってもう体力が持たない…引き上げられたとしても脱出できるかどうか…だから、A一人で行ってくれ」
『降谷の事みんな待ってる…わたしの
下からの熱風で汗ばんで、掴む腕が滑り始める
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あすっち - めちゃくちゃ面白くて何回も見てます、、、、、////////これからも頑張ってください! (2023年1月16日 0時) (レス) @page38 id: c04e4a05ef (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - 明里香さん» 明里香様♡本当に毎度すみません…!訂正しました!ありがとうございます^^ (2022年10月13日 10時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - miさん» mi様♡コメントありがとうございます!どうにか完結することができました♡読んでいただき本当に嬉しいです。まだまだ頑張りますので応援お願いします^^♪ (2022年10月13日 10時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 124話の降谷side、名前変換出来ていない箇所があります。 (2022年10月11日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - 完結おめでとうございます!いつも楽しく読ませて頂いてました!これからも頑張ってください!! (2022年10月9日 15時) (レス) @page33 id: 860db93b15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:(・(ェ)・)くま | 作成日時:2022年9月22日 15時