幼馴染以上の関係 ページ35
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(小島)
今日はAと誠也くんと3人で近所のお店にご飯を食べに来た。
7人で仲良い今も定期的に3人でご飯に行く。
なんせ幼馴染やからな。
そういえば座り位置もAの隣に俺が座って、Aの向かいに誠也くんが座るのも昔っから変わらん。
『ふふ、おいしい！』
末澤「Aそれ好きやもんな。笑」
にっこにこでお気に入りのパスタを食べるAとそんなAを愛おしそうに見る誠也くん。
これも昔っから変わらへん。
ふと思い出した2人との出会い。
隣同士に住む俺とAは、親同士が仲良くなったのがきっかけ。
親同士が仲良くなったのは、俺とAが生まれる前。
同じ保育園に通い出し、そこで出会ったのは2つ年上の誠也くん。
まさにガキ大将やったなぁ。笑
その頃から誠也くんのAの扱いは、妹みたいに大事なものを扱う感じ。
もちろん俺のことも面倒見てくれるし。
小島「ねぇ、誠也くん。」
末澤「ん？なに？」
お前ももっと食べろよ、と付け加えられた言葉。
ほんまお兄ちゃんやん。
小島「誠也くんって俺らのこと大好きやんな。」
末澤「は？笑」
急になんやねん、って顔。
小島「だってこうやって定期的にご飯連れて行ってくれるし。
Aが小学校の時いじめられたのもすぐ助けてたし。
俺が困った時もすぐ助けてくれるし。」
誠也くんのおかげで乗り越えられたな、ってことたくさんある。
末澤「まあお前らは弟と妹みたいなもんやからな。」
『ふふ、すえくんすき！』
末澤「なあ、ほんまそういうのいいから。」
少し照れ臭そうにする誠也くん。
俺が言うのもなんやけど、可愛いと思う。笑
『あ、バイト先から電話や。ちょっと出てくる！』
そう言って、席を外したA。
後ろ姿をぼーっと見ながら、ふと思い出した小学生の頃の誠也くんと約束。
たしかAが同じクラスの男子からイジメられた時。
まあ、それも単純に好きな子をいじめる小学生がよくやるやつやったけど。
小島「ね、小学生の時俺と誠也くんで約束したん覚えてます？」
末澤「ん？あのAがいじめられた時にしたやつ？」
小島「そう！」
末澤「覚えてるで。忘れるわけないやろ。」
“末澤「小島、俺とお前でAのことずっと守っていこな。」
小島「まかせて！誠也くん！」”
末澤「ま、正門いるしもう俺らは用済みやけど。笑」
と、肘をついて笑ってる誠也くん。
小島「そんなことないで。Aにとっても誠也くんと俺は特別な存在やと思うで。」
まじで幼馴染以上の絆があると思ってる、俺らは。
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作者名：みさ | 作成日時：2022年2月9日 23時
